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トヨタの新型燃料電池車「ミライ」。市販モデルの発表は2014年11月18日だが、同年6月にはすでに概要が公開されていた。
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車両のコンセプトや外観デザインは、2013年の東京モーターショーに出展された「トヨタFCVコンセプト」のものを踏襲している。
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「ミライ」のインストゥルメントパネルまわり。「P」レンジのみをボタンとし、その他のレンジを小さなシフトセレクターで操作する点など、運転に関するインターフェイスは「プリウス」などのそれを踏襲している。
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「ミライ」のサイドビュー。水素タンクやバッテリー、FCスタックなどを搭載する燃料電池車ながら、FFセダンとして違和感のないスタイリングを実現している。
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表皮一体発泡工法を採用したフロントシート。運転席、助手席ともに電動調整機構を備えている。
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リアシートは、セパレートタイプの2人乗車。前席ともども、シートヒーターを装備している。
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特徴的なデザインのフロントまわり。左右の開口部は、燃料電池システムの冷却と、発電に用いる空気(酸素)を取り込むためのものだ。
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インフォテインメントシステムとしては、トヨタの通信サービス「T-Connect」に対応したFCV専用ナビを販売店オプションとして設定。エアコンは左右独立温度調整機能付きのフルオート式で、センタークラスターのタッチパネルで操作する。
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前輪を駆動する交流同期型モーター。最高出力154ps(113kW)、最大トルク34.2kgm(335Nm)を発生する。
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トランク内に設けられた「CHAdeMO」規格のコンセント。「ミライ」は最大9kWの給電能力を備えており、別売りの給電器を使えば、住宅や家電などに電力を供給することができる。
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搭載される水素タンクは2本で、リアシートの下と左右後輪の間に配置。70MPaの高圧で圧縮した水素を、122.4リッター充てんすることができる。
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フロントシートの下に搭載されるFCスタックと昇圧コンバーター。FCスタックは最高出力114kWを発生する。
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足まわりではアルミホイールを標準装備。タイヤサイズは215/55R17で、テスト車はブリヂストンの低燃費タイヤを装着していた。
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試乗コースを走る「ミライ」。安全装備は充実しており、ミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティ―システムや、車線逸脱防止警報、ブレーキ制御付きのレーダークルーズコントロールなどを標準で搭載している。
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トランクルームは、9.5インチのゴルフバッグを3本積載できる容量を確保しているという。
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ボディーカラーは写真の全6色。いずれも各ピラーをブラックで塗り分けたツートンカラーとなる。
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トヨタ・ミライ プロトタイプ
『トヨタ・ミライ プロトタイプ(FF)【試乗記】』の記事ページへ戻る