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軽規格のオープンスポーツモデルである「ホンダS660」。
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「S660」は、本田技術研究所の50周年を記念した新商品提案コンペにおいて、椋本LPLが応募した軽スポーツカーの企画が原案となっている。
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「S660」のインテリア。ルーフには取り外し式のソフトトップを採用している。
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椋本LPLとともにインタビューに対応してくれた、衝突安全担当の坂元 玲(さかもと れい)氏。大の二輪好きで、その経験が「S660」の設計にも大いに役立ったという。
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<プロフィール> ミニ四駆でクルマの魅力に目覚め、小学校で読んだ本田宗一郎の伝記に感銘を受けてホンダで働くことを決意する。2007年、晴れてモデラーとして本田技術研究所に入社。2010年に開催された新商品提案コンペでグランプリを獲得し、翌年、同プロジェクトのLPL(ラージ・プロジェクト・リーダー)に就任する。マイカーは「ホンダS2000」と「エレメント」。
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インタビュー会場の片隅には、開発の経緯を紹介するにぎやかなポスターが貼られていた。
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新商品提案コンペでグランプリを獲得した2010年当時の椋本LPLと、企画書に描かれた軽スポーツカーのイラスト。
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2011年の東京モーターショーに出品されたコンセプトカー「EVスター」。「S660」に通じるデザインが、各所に見られる。
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2013年の東京モーターショーで発表された「S660コンセプト」。
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「S660」にはコンセプトカーのイメージがそのまま受け継がれている。坂元氏いわく「エンジニアが無理と言ってしまえば、デザインを壊すことなんて簡単。みんなが『コンセプトカーのイメージを壊したくない』と頑張ったからこそ、実現した形なんです」
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熊本製作所内のサーキットコース「HSR九州」を走る「S660」。
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坂元氏入魂のボディー骨格。「カーボンやアルミをもっと大量に使えば軽量化は簡単だろうけど、コストはかかるし、技術者としてもそれはつまらない」とのこと。
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こちらはキャビンスペースの様子。各骨格ができる限り折れ目のない真っすぐな線で構成されているのが分かる。
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「S660」のリアには、アルミ製のサブフレームが採用されている。
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ポスターの中央には、「S660」の姿とともに「クルマって楽しいんだぜ!!」という言葉が書かれていた。
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「S660」のエンジンルーム。「より大きなエンジンを搭載した、白ナンバーのモデルの予定は?」という質問に対し、椋本LPLは「このエンジンで十分楽しいでしょう?」と答えていた。
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椋本LPL(右)と坂元氏(左)。
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マイカーとしてホンダの「S2000」と「エレメント」を所有している椋本LPL。「今も昔も、男の子はなぜか2シーターのオープンカーをかっこいいと思ってしまう。DNAにそう植えつけられているんでしょうね」
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『ホンダS660【開発者インタビュー】』の記事ページへ戻る