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トヨタの燃料電池車(FCV)「ミライ」。正式デビューは2014年11月で、同年12月から販売されている。
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バンパー両端の大きなグリルは、「FCVが酸素を吸い込む様子」をイメージしてデザインされたもの。実際のエアインテークは、その一番外側、LEDクリアランスランプのそばに設けられている。
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室内の前面は、複数の曲線が行き交う左右非対称なデザイン。計器類は全て液晶タイプで、最上段のダッシュボードにはグラフィックメーターとマルチインフォメーションディスプレイが、中段にはカーナビの画面が、最下段のセンターコンソール部にはエアコン用画面がレイアウトされる。
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4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイ。「FCシステムインジケーター」や「給電モニター」などの情報が表示される。(写真をクリックすると表示バリエーションが見られます)
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電動ランバーサポート付きの8ウェイパワーシート。表皮は合成皮革で、写真の「ウォームホワイト」(標準設定)のほか、オプションで「ブルーホワイト」「ブルーブラック」の2色も用意される。
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写真は、ナビアプリを使って、近くにある水素ステーションの稼働状況を調べているところ。
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横浜の市街地を走る「ミライ」。低重心化と優れた前後重量配分がもたらす“軽快なハンドリング”も、セリングポイントの一つだ。
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フロントのボンネット下におさまるメカニズム。写真中央に見えるのはパワーコントロールユニットで、その下に駆動用モーターが収納される。
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アルミホイールのサイズは17インチ。テスト車には、ブリヂストンの低燃費タイヤ「エコピア」が装着されていた。
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サイドビューは、「水滴」をイメージしてデザインしたという。ピラー部分が黒いため、ボディーカラーが黒系以外の個体では、ルーフが浮いているかのように見える。
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満タン状態からの「ミライ」の走行可能距離は、約650kmと公表される。ただし、水素ステーションの仕様により、実際の数値は変わってくる。
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センターコンソールには、走行モードの選択ボタンが備わる。走行モードによらずエアコンを制御できる「エコ空調モードスイッチ」も別途設けられている。
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後席は、独立式の2人掛け。中央部のアームレストには、ティッシュボックスが入れられる収納スペースや、折りたたみ格納式のドリンクホルダーが用意される。
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ステアリングホイールの左奥には、「ウオーターリリーススイッチ」が備わる。発電により車内に発生した水を、任意で車外に排出するためのスイッチだ。
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取材で訪れた、エネオス Dr.Drive上飯田店。水素ステーションは今はまだ少ないが、今後10年かけて1000カ所に増やす計画とのこと。
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水素充填の様子。充填口は、車体の左側後部に設けられている。
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今回確認できた“水素代”は、0.79kgで853円。燃料電池車向け水素の相場は1kgあたり1100円程度とされており、満充填量の約4kg(充填条件により変化する)では4400円ほどになる。フル充填に要する時間は3分程度。充電に時間がかかるEVに対するアドバンテージとされている。
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トランクルームの容量は361リッター。形状にもよるが、ゴルフバッグは3個収納できるという。パンク修理キット(床下)や給電用のコンセント(側面)も備わる。
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「ミライ」の車両情報に手軽にアクセスできる、スマートフォン用の専用アプリも用意されている。
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販売店オプションの「ミライ」専用カーナビ。価格は31万3200円。
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運転席・助手席間のアームレスト内部には、「おくだけ充電」を装備。Qi(チー)規格対応の電子機器が、ワイヤレスで充電できる機能だ。
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トヨタ・ミライ
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快適装備の充実も、「ミライ」のセリングポイント。前後4座分のシートヒーターとステアリングヒーターが備わっている。
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テスト車に搭載されていた、「ミライ」専用のT-Connectナビ。(写真をクリックすると、画面の表示バリエーションが見られます)
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センターコンソールには、シフトレバーやエアコンの操作スイッチがレイアウトされる。温度調節の操作は、指でなぞるタイプの静電式。
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