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ボルボにとって初の大型FFモデルとして、1991年6月に登場した「850」。ステーションワゴンの「エステート」は1993年2月に追加された。
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「T-5R」は240psの2.3リッターターボエンジンを搭載した高性能グレードである。エクステリアについても、専用の外装パーツや17インチアルミホイールなどで差別化が図られていた。
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「850 T-5Rエステート」のインストゥルメントパネル周り。エアコンには左右独立温度調製機能が備わるなど、装備は充実している。
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センターコンソールには、4段ATのシフトセレクターや、走行モードの切り替えスイッチ、シートヒーターのスイッチなどが備わっている。
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四角張ったスタイリングが目を引く「ボルボ850エステート」。ボディーは全長×全幅×全高=4710×1760×1460mmと、現代のクルマと比べて細長い形状となっている。
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シートは本革とスエードのコンビタイプ。側面衝突時の衝撃を軽減するSIPS(Side Impact Protection System)バッグという装備が採用されていた。
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6:4の分割可倒式リアシート。3席すべてに3点式シートベルトが備わっている。
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テールゲートに備わる「T-5R」のバッジ。
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高出力のターボエンジンやスポーツサスペンションなどが採用された「T-5R」。ボルボ・カー・ジャパンによるレストアでは、内外装やパワートレインのリフレッシュに加え、足まわりについてもコイルやダンパーなどの交換が行われている。
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「T-5R」に搭載される2.3リッター直5ターボエンジン。「T-5」用のエンジンをベースに専用のチューニングを施したもので、最高出力は15psアップの240psを発生した。
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「T-5R」専用の17インチ5スポークアルミホイール。テスト車のタイヤは205/45R17サイズの「ピレリPゼロ ネロ」だった。
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スクエアなボディー形状や大きなグラスエリアにより、ボディーの見切りはいい。
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広くスクエアな形状の「850エステート」のラゲッジルーム。リアシートに加え、助手席の背もたれにも可倒機構が備わっていた。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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リアシートの中央席に備えられた、格納式の「インテグレーテッド・チャイルド・クッション」。体の小さな子供を、3点式シートベルトが効果的に着用できる高さに座らせるための機構で、「850」で初めて採用された。
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ボルボ850 T-5Rエステート
『ボルボ850 T-5Rエステート(FF/4AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る