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今回試乗したのは、質感と装備が充実した上級グレード「Premium Tourer(プレミアム ツアラー)」のローダウン仕様。64psのターボエンジンを搭載したFF車で、車両価格は169万8000円。
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インテリアは、プラスチックパーツをはじめとする各パーツの質感が高いので、安っぽく見えない。今回のマイナーチェンジで、オートリトラミラーやETC車載器などが標準装備となった(ベーシックな「G」グレードを除く)。
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0.66リッター直3ターボエンジンのスペックは従来型と変わらず。JC08モード燃費は23.6km/リッター。
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ボディーカラー「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」(写真)は今回加わった新色。ローダウン仕様はルーフがブラックとなる。
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今回のマイナーチェンジでは、全モデルでフロントグリルやフロントバンパーにメッキモールが追加された。また、「Premium」グレードにはサイドウィンドウの下端にドアサッシュモールが装着された。
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ローダウン仕様のルーフは標準仕様とは完全に別のパネルとなる。左右と後端が盛り上がった独特のプレスが施されている。さらに、ルーフアンテナの位置がルーフ後端から右のAピラー付近に移されている。
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ルーフパネルの変更に伴い、スポイラーのデザインも改められている。ローダウン仕様にはフラットな形状の、大型のスポイラーが付く。
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ローダウン仕様の全高は標準仕様に比べて65mmも低い。その内訳は、ルーフパネルが33mm、ルーフアンテナのベース部分が22mm(写真)、サスペンションが10mmという。
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ワインディングロードを行く。ターボ仕様なら、登坂路でもパワー不足を感じることはないだろう。
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「Premium」グレードでは「プライムスムース」(レザー調素材)と「ジャージ」のコンビネーションシートが標準装備となる。
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ローダウン化によって室内高が1240mmから1200mmに低められたが、前席だけでなく後席でも窮屈さを感じることはない。
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ターボモデルはブレーキも強力。自然吸気モデルのフロントがソリッドディスクであるのに対し、ターボではベンチレーテッドディスクとされる(リアは共にドラム)。
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サスペンション高は10mm低められているというが、乗り心地の悪化は感じられない。
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タイヤサイズは165/55R15。試乗車にはブリヂストンB250が装着されていた。
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後席は前方に倒せるだけでなく、写真のように座面を跳ね上げる(チップアップ)こともできる。
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今回の試乗距離は286km。燃費は満タン法で15.5km/リッター、車載燃費計の計測値だと15.3km/リッターだった。
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ひとつのプラットフォームからどんどん派生モデルが出てくる「Nシリーズ」。今一番ホンダらしいクルマ。
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ホンダN-ONE Premium Tourer・LOWDOWN
『ホンダN-ONE Premium Tourer・LOWDOWN(FF/CVT)【試乗記】』の記事ページへ戻る