
-
-
フェイスリフトを受けた「フォーカス」がずらりと並ぶ。国際試乗会はオーストリア南部の都市・アデレードで行われた。
-
外装デザインには新世代フォードの“デザインDNA”が注ぎ込まれた。大型の台形グリルや、ボンネットの中央部が隆起した「パワードーム」デザインが採用され、よりスポーティーな雰囲気に。
-
車体後部では、リアコンビネーションランプのデザインが変更されている。(写真=大谷達也)
-
マイナーチェンジの目玉は、エンジンを2リッターから1.5リッターに“ダウンサイズ”したこと。さらにボディーとシャシーの剛性が強化され、サスペンションの設定も見直された。
-
内装では、インストゥルメントパネル中央部からセンターコンソールにかけてのデザインが変更された。また、各種情報の表示・設定を、8インチのタッチスクリーンや音声を介して行える「MyFord Touch」が採用された。
-
タコメーター(左)は6500~7000rpmがゼブラゾーンで、7000rpmからレッドゾーン。(写真=大谷達也)
-
ウィンドウやフロアカーペットが従来より厚くされている。これにより、エンジンノイズやロードノイズの遮断が強化され、室内の静粛性の向上に一役買っている。
-
ボディーやサブフレームの剛性が強化された。それに加えて、サスペンションジオメトリーの最適化、ショックアブソーバーのチューニングなどにより、俊敏かつリニアリティーの高いハンドリングが実現した。
-
エンジンは1.5リッター直4ターボ(180ps、24.5kgm)に“ダウンサイズ”された。従来の2リッター直4自然吸気(170ps、20.6kgm)より力強いばかりか、JC08モード燃費も約20%改善された(12.0→14.3km/リッター)。
-
トランスミッションはトルクコンバーター式の6段ATに変更された。また、従来のサムシフト方式(シフトをセレクター先端に設置されたスイッチで行う)が廃止され、新たにパドルシフト方式が採用された。
-
ステアリングにはシフトパドルが備わる。
-
ドライバーズアシスタントの充実もマイナーチェンジモデルの見どころ。自動ブレーキシステム「アクティブ・シティ・ストップ」の上限は従来の30km/hから50km/hに引き上げられている。
-
タッチパネル式のコントロールを採り入れ、ダッシュボード上のスイッチ類の数が減らされている。
-
ヘッドランプはよりシャープな形状へ。
-
フォード・フォーカス(オーストラリア仕様)
-
『フォード・フォーカス(FF/6AT)【海外試乗記】』の記事ページへ戻る