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日本でもすでにお披露目を済ませた「488スパイダー」。主要市場におけるスパイダーの人気は高く、その比率(スパイダー:クーペ)は英国で54:46、米国とドイツで53:47、日本で50:50などとなっている。
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インテリアのデザインは「458」シリーズのものを継承しているが、エアコンの吹き出し口やセンターコンソールなど、さまざまな箇所が変更されている。
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サイドインテークはフラップで上下2段に分割されている。上段はエンジンの吸気用で、下段はターボのインタークーラーの冷却用。
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「488スパイダー」専用のボディーカラー「ブルーコルサ」。
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3.9リッターV8ターボユニットはクーペと同じ670psと77.5kgmを発生する。キャビンの背後にはルーフシステムのストレージがあるため、エンジン本体はクーペほどよくは見えない。
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ハードトップは「458スパイダー」と同様に2ピース構造を採る。オープン/クローズにかかる時間はいずれも14秒。ソフトトップで構成するより25kg軽量にでき、収納スペースもより少なくて済むという。
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タイヤサイズはクーペと同じ。前(写真)が245/35ZR20で、後ろが305/30ZR20。試乗車にはカーボンセラミックブレーキが備わっていた。
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クーペと同様にテールエンド(エンジンフード後端の中央にあるスリット)には「ブロウンスポイラー(Blown Spoiler)」が設けられている。
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ワインディングロードを行く「488スパイダー」。クーペと同様にサイドスリップ・アングル・コンロールの最新バージョン「SSC2」が採用されている。
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タコメーターのレッドゾーンは8000rpmから1万rpmまで。左脇のインフォメーションディスプレイにはブースト計など、ターボならではの情報も表示される。
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試乗車にはスポーティーな形状の、デイトナ仕様のレーシングシートが装着されていた。
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垂直に切り立った小さなガラス製リアウィンドウは、ルーフの開閉状態とは関係なく高さを3段階に調整することができる。
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動力性能は0-100km/hが3.0秒で、0-400mが10.55秒。最高速は325km/h以上と発表されている。
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ステアリングホイールの右下に備わる走行モード切り替えスイッチ「マネッティーノ」。
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センターコンソールにはトランスミッションの「R(後退)」オートモードのボタンを配した“ブリッジ”が設けられている。
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ボディー剛性の高さも「488スパイダー」の特徴のひとつ。ねじり剛性は「458スパイダー」と比較して20%引き上げられている。
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スパイダーはクーペとは異なり、エンジンフードまわりのデザインが“トンネルバックスタイル”となる。
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フェラーリ488スパイダー
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『フェラーリ488スパイダー(MR/7AT)【海外試乗記】』の記事ページへ戻る