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「911 GT3」のさらなる高性能バージョンである「911 GT3 RS」。より高められた動力性能に加え、サーキットのピットレーンを走る際に使う速度制限機能など、モータースポーツでの使用を想定した装備も特徴となっている。
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「911 GT3 RS」のインテリア。「918スパイダー」由来の、直径360mmの「GT3 RSスポーツステアリングホイール」が装備される。
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パワーユニットには「911」シリーズでは最大排気量となる4リッターの水平対向6気筒直噴エンジンを搭載。自然吸気でありながら、125ps/リッターの比出力を実現している。
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トランスミッションには7段デュアルクラッチ式ATを採用。「GT3」用のものをベースに21インチのリアタイヤ用にギアリングを変更しているほか、MT車のように任意にクラッチを切り離すことができる「パドルニュートラル」機能を備えている。
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より幅広のタイヤを履かせるために、車体には「911ターボ」用のワイドボディーを採用。エアロパーツの追加などにより、空力性能の向上も図られている。
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リアフードに装備された巨大なGTウイング。ボルト固定式で、3段階の調整機能が備わっている。
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フロントスポイラーとの相互作用により、フロントアクスル付近に負圧を生じさせるというフェンダーのエアアウトレット。この装備により、フロントにかかるダウンフォースが約30%大きくなるという。
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軽量化のためにインナードアハンドルも簡素化。車内側からは、写真のオレンジのストラップを引っ張るとドアが開く仕組みだ。
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富士スピードウェイを走る「GT3 RS」。0-100km/h加速は3.3秒、最高速は310km/hという数値を実現している。
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タイヤサイズはフロントが265/35ZR20、リアが325/30ZR21。「GT3」と比べて前後ともに幅が20mm広くなったほか、リアタイヤは径も拡大されている。
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レザーとアルカンターラを用いたフルバケットシート。リアシートはなく、ボルト固定式のロールケージが装着されている。
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「GT3 RS」にはリアアクスルステアリングや電子制御リアディファレンシャルなどからなる「ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス」が装備される。
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ダンパーの減衰力やPDKの変速プログラム、ESCの制御の切り替えなどは、センターコンソールのスイッチで行う。
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リアにあしらわれた「GT3 RS」のロゴ。“RS”とは、1973年に「カレラRS 2.7」で初めて採用された、ポルシェにとって歴史のある車名だ。
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ポルシェ911 GT3 RS
『ポルシェ911 GT3 RS(RR/7AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る