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各所に施された「STI」のロゴや、赤やシルバーの装飾パネルが特徴的な「S207」のインテリア。センターコンソールには同車が400台の限定モデルであることを表す、シリアルナンバープレートが装着されている。
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大腿(だいたい)部のサポート性と腰まわりのホールド性を重視し、レカロ社と共同開発したという「S207」専用のバケットシート。シートヒーターやサイドエアバッグが装備されている。
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フロントシートと同様、ブラックを基調にシルバーのアクセントが施されたリアシート。赤いシートベルトは「NBRチャレンジパッケージ」および「NBRチャレンジパッケージ イエローエディション」のみに採用される。
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ボディーについては、ストラットタワーバーやフレキシブルドロースティフナーなどのパーツで各部を補強。リアサスペンションにはピロボールブッシュ式のラテラルリンクを装備している。
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「NBRチャレンジパッケージ」専用のウルトラスエード巻きステアリングホイール。通常の「S207」には、メッキベゼルと金属調の装飾が施された、本革巻きステアリングホイールが装備される。
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足元には、19インチ×8 1/2JのBBS製鍛造アルミホイールと、255/35R19サイズの「ダンロップSPORT MAXX RT」を装着。ブレーキも強化しており、フロントにはモノブロック対向6ポットブレーキキャリパーと18インチ2ピースタイプ・ドリルドディスクローターを、リアにはモノブロック対向4ポットブレーキキャリパーと18インチドリルドディスクローターを採用している。
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「S207」のサスペンション。ダンパーはビルシュタイン製で、フロント(右)には倒立式の減衰力可変機構付きダンパー「ダンプマチックII」が装備される。(写真=富士重工業)
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エンジンに用いられた専用パーツ。専用設計のECUや、通気抵抗を50%低減した排気システムの採用、ピストン、コンロッド、クランクシャフトのバランス取り、ボールベアリングターボチャージャーの高効率化、過給圧のアップなどの改良が施されている。(写真=富士重工業)
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「S207」に搭載される「EJ20」型2リッター水平対向4気筒ターボエンジン。最高出力328ps、最大トルク44.0kgmと、2002年にリリースした「S202」で320psを達成して以来、13年ぶりに出力の向上を果たした。
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トランスミッションは6段MT。「STI」のロゴ入り専用シフトノブが装備される。
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チェリーレッドストライプ付きのリアバンパー。専用のエキゾーストパイプもリアビューの特徴となっている。
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「究極のロードゴーイングSTI」というコンセプトのもと、「ドライバーが意図した通りに操れるハンドリングの愉(たの)しさ」と「上質な乗り心地」の両立を追求したという「S207」。快適性も重視しており、遮音性を高めるため、キャビンスペースにはフロアサイレンサーが採用されている。
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ベース車の「WRX STI」と同じ、アルミパッド付きのスポーツペダルが装備されている。
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白い目盛りが特徴的な「S207」のメーター(ベース車では赤)。速度計、エンジン回転計ともに、針のスタート位置は水平となっている。
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姿勢制御システムの「アクティブ・トルク・ベクタリング」については、ベース車ではコーナリング時にフロントの内輪のみにブレーキをかけるのに対し、「S207」ではリアの内輪にもブレーキをかけるよう制御を変更。また、ステアリングのギア比を13:1から11:1に変更している。
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「S207」のロゴ入りサイドシルプレート。「NBRチャレンジパッケージ イエローエディション」では、文字などの色がイエローとなる。
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トランクルームの仕様はベース車と共通。リアシートには3:2の分割可倒機構が備わっている。
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標準車、「NBRチャレンジパッケージ」「NBRチャレンジパッケージ イエローエディション」の3モデル合計で、400台が販売された「S207」。受注期間は2016年3月6日までとされていたが、各モデルともに、すでに完売している。
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スバルWRX STI S207
『スバルWRX STI S207(4WD/6MT)【試乗記】』の記事ページへ戻る