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2/21派生か新型か? フェラーリ自身は「GTC4ルッソT」を“6番目の新型車”と主張している。日本でもすでに2017年3月にお披露目されており、車両価格は2970万円。
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3/21V8の「GTC4ルッソT」とV12の「GTC4ルッソ」、この2台の外観に決定的な違いはない。数少ない違いのひとつが、このホイールのデザイン。タイヤサイズ自体は同じ(前245/35ZR20、後ろ295/35ZR20)。
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4/21外観上のもうひとつの違いがマフラーエンド。パイプの内側のデザインが異なっている。
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5/21エンジンと駆動方式の変更によって、車重は「GTC4ルッソ」の1920kg(空車重量)から1865kg(同)へと、55kg軽くなった。静的重量配分は前46:後ろ54。
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6/213.9リッターV8ツインターボエンジンは610psと760Nmを生み出す。クランクシャフトはフェラーリの常でシングルプレーンを採用。ターボユニットにはツインスクロールタービンを用いている。
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7/21インパネのデザインも、V12モデルのものと基本的に同じ。左右対称の「デュアルコックピット」デザインを採用し、中央には10.25インチの大型タッチパネルが置かれている。
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8/21エクステリアに「T」であることを知らせるバッジはない。ダッシュボードの助手席側にのみ「GTC4LUSSO T」と記される。
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9/21後席の居住性はフル4シーターと呼べる余裕のあるもの。中央にセンタートンネルが走り、独立2座のレイアウトをとる。
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10/21ラゲッジルームの容量は450リッター。
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11/21「GTC4ルッソ」で採用された後輪操舵システムは、FRに改められた「GTC4ルッソT」にも引き継がれている。もちろん、そのチューニングは異なっている。
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12/21コックピットまわりのデザインはV12の「GTC4ルッソ」と変わらない。走行モード切り替え機構“マネッティーノ”の設定も5種類(Ice/Wet/Comfort/Sport/ESC OFF)とV12モデルと同じ。
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13/21タコメーターのレッドゾーンは7500rpmから。ちなみにV12モデルでは8200rpmから。
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14/21動力性能は0-100km/h加速が3.5秒、最高速は320km/h以上。
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15/21フロントグリルやバンパーのデザインはV8とV12で違いはない。真正面から見るかぎり、両仕様の識別は難しい。
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16/21V8ターボユニットには、選択しているギアごとに最適なトルクを発生させる制御ソフトウエア「可変ブーストマネージメント」が備わる。その目的はエンジンのピックアップと燃費の最適化にある。
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17/21フロントフェンダーには、往年の「フェラーリ330GTC」を想起させる3枚ルーバーのエアベントが設けられている。
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18/21ワイルドでたくましいエキゾーストノートを発する。特にバルブが開いてからのサウンドはけたたましく、派手な8気筒サウンドだ。
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19/21磁性流体式SCM-Eダンパーコントロールシステムは、V12モデルと同型を搭載している。ただし乗り心地は全般的に硬めな印象だ。
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20/21フェラーリGTC4ルッソT
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21/21

西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
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