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2/20現行型の「ポルシェ・パナメーラ」は2016年6月に世界初公開された2代目。2017年3月にはワゴンモデルの「スポーツツーリスモ」も発表された。
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3/20インテリアでは、広範にわたって用いられているアルカンターラや、アルマイト処理されたアルミの装飾などが特徴。「GTS」には「パナメーラ」シリーズとしては初となる、ヘッドアップディスプレイが用意されている。
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4/20「GTS」とは専用チューニングのエンジンや充実した装備を特徴とする高性能グレードであり、モデルチェンジや大幅改良にともなう一時的なカタログ落ちを除くと、ポルシェのすべてのモデルにラインナップされている。
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5/20エクステリアの特徴については、おおむね他の「GTS」モデルに準拠。リアに装着される「Panamera GTS」のロゴをはじめ、ボディーの各所がブラックでカラーリングされている。
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6/20「GTS」に装備される、メモリー機能付きの18way電動アダプティブスポーツシート。内装色は黒で、赤いステッチやシートベルト、「GTS」のロゴなどが目を引く。
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7/20「パナメーラGTS」に搭載される4リッターV8ツインターボエンジン。先代モデルの4.8リッターV8(自然吸気)より20ps高い460psの最高出力と、100Nm大きい620Nmの最大トルクを発生する。
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8/20駆動システムには、フルタイム4WD「ポルシェ トラクションマネージメント(PTM)」を採用。センサーが常時タイヤの回転数や前後左右方向の加速度、ステアリングの舵角をモニタリングし、常に最適な駆動力を前後軸に配分するという。
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9/20足まわりには、他のモデルより10mmローダウンされたスポーツサスペンションを採用。また、柔軟な制御と調整幅の大きなスプリングレートを実現する、3チャンバー式のアダプティブエアサスペンションを標準装備している。
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10/20タイヤサイズは前:275/40 ZR20、後ろ:315/35ZR20の組み合わせが標準だが、テスト車にはオプションで用意される21インチサイズのタイヤがセットされていた。
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11/20黒でカラーリングされた左右2本出しのマフラー。「GTS」にはフラップを内蔵したスポーツエキゾーストシステムが標準装備されており、刺激的なサウンドを楽しむことができる。
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12/20動力性能については、0-100km/h加速は4.1秒、最高速は「パナメーラGTS」が292km/h、「パナメーラGTSスポーツツーリスモ」は289km/hとアナウンスされている。
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13/20「パナメーラGTS」には「パナメーラ ターボ」などと同じく、分割しながら展開することで表面積を拡大する可動式のリアスポイラーが装備されており、高速走行時には大きなトラクションをリアアクスルにかけることができる。
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14/20今回の「GTS」を含め、「パナメーラ スポーツツーリスモ」に採用されるルーフスポイラー。3段階の設定角度が用意されており、最大で50kgのダウンフォースを発生する。
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15/20「GTS」には、48Vシステムを用いた電子制御式スタビライザーがオプションで用意されており、油圧アクチュエーターを用いた類似のシステムより、はるかに素早く車体のロールを制御できるという。
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16/20シャシー関連の装備としては、低速走行時には逆位相、高速走行時には同位相に後輪を操舵するリアアクスルステアも用意されている。
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17/20カーナビゲーションシステムやオーディオ、ドライブコンピューターなどの機能を統合した、12.3インチタッチスクリーン式のインフォテインメントシステム。頻繁に使う機能を集めた“ホーム画面”を作成するなどといった、カスタマイズも可能となっている。
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18/20「パナメーラGTS/パナメーラGTSスポーツツーリスモ」は、460psのエンジンを搭載しながら、ポルシェらしいシャシーファスターなハンドリング特性を色濃く感じさせるクルマに仕上がっていた。
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19/20ポルシェ・パナメーラGTS
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20/20ポルシェ・パナメーラGTSスポーツツーリスモ

山田 弘樹
ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦経験をもつ、実践派のモータージャーナリスト。動力性能や運動性能、およびそれに関連するメカニズムの批評を得意とする。愛車は1995年式「ポルシェ911カレラ」と1986年式の「トヨタ・スプリンター トレノ」(AE86)。
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