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1/122019年3月10日に香港で開催された、フォーミュラE第5戦・香港E-Prix。練習走行や予選の単走こそ迫力不足は否めないものの、そのスタートシーンは迫力満点だ。エキゾーストサウンドはないが、全22台の“モーターサウンド”はスリリングで、オープニングラップから見応えのあるバトルが展開された。
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2/12第5シーズンからは日産が参戦。セバスチャン・ブエミ、オリバー・ローランドのコンビで臨むも、3月10日の今大会では2台そろってリタイア。ローランドは「香港E-Prixは常に全開でアタックできないので、レースマネジメントが難しい」などとコメントした。
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3/12スポーツカーレースやF1で活躍してきたジャガーもフォーミュラEにチャレンジ。ドライバーはネルソン・ピケJr.、ミッチ・エバンスのコンビだ。ピケJr.によれば「共通のパーツが多いのでマシンの性能格差は少ないと思う」とのこと。
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4/12PSAグループのDSもフォーミュラEにエントリー。ドライバーはジャン-エリック・ベルニュとアンドレ・ロッテラーだ。フランスのブランドでは、第4シーズンまでルノーが活躍していた。
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5/12レースでは常に激しいポジション争いが展開される。しかも、WTCC(世界ツーリングカー選手権)のような接近戦が多く、接触するのも“当たり前”だ。今大会でも数回にわたってセーフティーカーが導入されたほか、多重クラッシュで赤旗中断となるなど、サバイバルレースが展開された。
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6/12アウディに続いてBMWも加わった。かつては“1国・1メーカー”という状態だったが、第6シーズンからはメルセデスとポルシェが正式に参戦。数多くのドイツメーカーがエントリーすることになる。
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7/12決められた区間のベストラインをあえて外すことで、翌ラップの出力アップを実施できるアタックモード。ファンブーストともに白熱したシーソーゲームを展開するものであり、こうした要素によって、フォーミュラEはゲーム性の高いレースになっている。
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8/12フォーミュラEは大都市やリゾートのストリートコースを舞台に開催される。小池百合子知事のもと、東京都もフォーミュラEの開催誘致に取り組んでいるだけに今後の動向に注目だ。
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9/12各チームのピットも当然、ストリートの一角に設置。テントを利用した簡易ガレージながら、作業エリアやエンジニアルーム、パーツストックヤードなどは十分な広さが確保されている。
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10/12元F1ドライバーのフェリッペ・マッサもヴェンチュリーよりエントリー。そのほか、ネルソン・ピケJr.やパスカル・ウェーレインなど豪華メンバーが集うものの、彼らでも勝つことが難しい特殊なカテゴリーとなっている。
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11/12タイヤはミシュランのワンメイク。1スペックですべてのコースと天候に対応可能で、市販タイヤに近い性格を有している。ちなみに、市販モデル「パイロットスポーツ」シリーズの次期型には、フォーミュラEで得たデータがフィードバックされる予定だ。
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12/122019年からは、フォーミュラEのサポートレースとしてジャガーの新型EVモデルによるワンメイクレース「Iペース eトロフィー」が開催されている。プロアマ混走のレースで、同レースでも激しいバトルが展開される。ちなみにセーフティーカーはプラグインハイブリッドスポーツ「BMW i8」。

廣本 泉
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