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1/12ダンロップ・エナセーブRV505
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2/12日本市場専売のミニバン専用タイヤとしてデビューした「エナセーブRV505」。今回は、住友ゴム工業の岡山テストコースと周辺の一般道で試走会が行われた。
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3/12
「エナセーブRV505」のサイズ展開は155/65R13から245/35R20までの全48種が用意される。
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4/12「エナセーブRV505」では、新開発の「ふんばりテクノロジー」を採用。ミニバンが苦手とする“ふらつき”の抑制をメインテーマに据えて開発された。
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5/12タイヤ幅によってトレッドのデザインが異なる。205幅以下(写真右)では3リブパターン、215幅以上では4リブパターンとなる。
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6/12縦方向のグルーブが4本刻まれている従来モデル「エナセーブRV504」。各ブロックの幅は当然ながら狭くなる。
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7/12「エナセーブRV505」ではショルダー部のパターン剛性強化が図られており、グルーブは、サイズによって2本もしくは3本となる。
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8/12テストコースを行く「トヨタ・アルファード」。従来モデル「RV504」との比較や、空車状態と積車状態での違いなどが体感できた。
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9/12一般道での試走は、「ノア」「トゥーラン」「カングー」「スペーシア」を用いて行った。
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10/12大きめのブロックを採用したことによるパターンノイズの増加を危惧していたが、実際にはほとんど気にならなかった。
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11/12「スズキ・スペーシア」での印象は「まだ“ふらつき”感が気になる」というものだった。軽トールワゴン特有のディメンションに由来する“ふらつき”を、タイヤのみで補正することは困難なようだ。
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12/12組み合わせる車種によっては硬さが気になるところもあった「エナセーブRV505」だが、全般的には「静粛性を悪化させることなく、走りのしっかり感を向上させたタイヤ」と評価できる仕上がりだった。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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