-
1/14一般公開日の土曜日の正午付近。EICMAでも地元ブランドのドゥカティブースは人気が高く、常に人であふれている。特に土曜日の昼は、例年バイクがどこにあるか分からないほど混雑する。
-
2/14人気車種のまわりは、常に“またがり待ち”の人であふれている。わずか数秒、長くても20〜30秒ほどだが、来場者はステップに立ち、タンクに伏せ、レバーを握り、体を車体の両サイドに傾け、車体のフィーリングを確かめる。
-
3/14入場ゲートでは、テロ対策のためのX線検査および手荷物検査が行われるのだが、これがボトルネックとなり入り口付近は黒山の人だかりに。写真は木曜の朝9時30分ごろの様子で、通過に約20分を要した。土曜や日曜は朝イチで入場したために状況は分からなかったが……。自分が、これ以上の混雑の中にいるところは、想像したくない。
-
4/14今、ヘルメットの安全性に革命が起きている。その革命を起こしたのが「Mips」。転倒時、多くの場合はヘルメットに斜めの衝撃が加わるのだが、その衝撃をいかに緩和するかによって、脳へのダメージが変わるという。現在、MotoGPを含むモータースポーツ業界でも、脳損傷軽減に向けた取り組みがなされている。Mipsはその衝撃を緩和するシステムをつくり上げたブランドだ。アクシデントによってヘルメットに衝撃が加わったとき、ヘルメットの内装が10〜15mmズレてその衝撃を吸収する。実にシンプルだ。自転車用ヘルメットではMipsはすでにポピュラーであり、今ではバイク用ヘルメットでもそのシェアを広げている。
-
5/14アルパインスターズは、ブースのほとんどをエアバッグシステムの体験に使用していた。エアバッグ付きジャケットにホースをつないで外部ボンベからエアを送り、簡易的にシステムが作動したときの状況を体感できる。スタッフが保護範囲やシステム作動時の状態をこと細かに説明していた。
-
6/14ダイネーゼもエアバッグシステムの作動を簡易的に体感できるシステムを用意。さらに各アイテムを細かく説明するスペースも設け、またエアバッグ付きベストを着用した来場者の感想や意見を動画で撮影し、SNS用の素材とするキャンペーンも行っていた。
-
7/14欧州二輪メーカーのOEMのライディングジャケットやライディングスーツも手がける、イタリアのブランド「GIMOTO」の新型エアバッグシステム。古くからライディング用エアバッグを展開している、同じイタリアの「MotoAirBag」のシステムを使用しており、独自にアクシデントを察知して作動する電動式と、車体とベストを有線でつなぐ機械式の両タイプを用意している。
-
8/14こちらはフランス「HELITE」のエアバッグベスト。ライディングジャケットやレーシングスーツの上から着用するタイプで、転倒を独自に検知してシステムを作動させる。車体に装着するインパクトセンサーと連動させることもできるという。
-
9/14スウェーデンの電動バイクブランド「CAKE」。MTBのようなモトクロスバイク「Kalk(カーク)」シリーズで話題となった彼らの新作がこれ。「Ösa(オーサ)」はKalkとは異なるコミューターで、フレームを兼ねた車体中央を貫く鉄棒に、専用クランプであらゆるアイテムをセットし、ユーザーの用途によって形を変えられるという。奥にあるのは高出力タイプで、サスペンションやブレーキシステムも異なる。
-
10/14フィンランドの電動バイクブランド「VERGE」。リアホイールにインホイールモーターを採用しているのだが、一般的なハブモーターではなくモーターの構造物をリム側に移動させることで、ハブを持たないインホイールモーターを実現している。急速充電器にも対応可能。
-
11/14ルクセンブルグのインダストリアルデザイン会社「UJET」がつくり上げた電動スクーター。都市における新しい移動を考え抜いたというだけに、ユニークなフレーム構造、新しい車体素材、折りたためるフレームを採用した省スペース構造、取り外し可能なうえにキャスター付きで、自宅やオフィスで充電可能なバッテリー……と、とにかくユニークで新しいトピックスにあふれている。
-
12/14アメリカ生まれの電動バイクブランド「ZERO Motorcycles」は、ハーレーダビッドソンよりも早くにフル電動のスポーツバイクを広く販売していた。これは最新モデルの「SR/F」。
-
13/14イタリアの小さなモーターサイクルファクトリー「Vins」は、フレームと外装が一体となった独自のカーボンモノコック構造と、独自の前後サスペンションシステム、これまた独自のV型2気筒2ストロークエンジンを持つ、公道用バイクとレース専用車の販売をスタートさせた。今回のEICMAでは、「ZERO Motorcycles」とタッグを組んだ電動バイクのコンセプトモデルを発表。開発を進めているという。
-
14/14土曜日の昼のBMWブースの様子。展示エリアの大部分を占めるステージ&観客席では、「市販化を計画している」と発表して話題となった、排気量1.8リッターの水平対向2気筒エンジンを搭載する「コンセプトR18」の開発者を招き、デザインの詳細や開発の裏側をトークショー形式で紹介した。これ以外にも、約1〜2時間の間隔でさまざまなトークショーがプログラムされていた。

河野 正士
フリーランスライター。二輪専門誌の編集部において編集スタッフとして従事した後、フリーランスに。ファッション誌や情報誌などで編集者およびライターとして記事製作を行いながら、さまざまな二輪専門誌にも記事製作および契約編集スタッフとして携わる。海外モーターサイクルショーやカスタムバイク取材にも出掛け、世界の二輪市場もウオッチしている。
エディターから一言の新着記事
-
第875回:キモは氷上性能! ダンロップの新しいスタッドレスタイヤ「ウインターマックス アイスプロ」を試す 2026.7.1 違いは氷の上で表れる! ダンロップの新しいスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX ICE-Pro(ウインターマックス アイスプロ)」に、冬の北海道で試乗。氷上性能を徹底的に追求したという新製品の、パフォーマンスの一端に触れた。
-
第874回:自動運転からワイパーまで! 自動車を支えるメガサプライヤー ボッシュのあくなき挑戦 2026.6.27 世界屈指のメガサプライヤー、ボッシュが開発中の新技術を披露! 市街地での高度な運転支援技術に、日本の方言にも対応した対話型AI、サーキット走行のノウハウを教えてくれるコーチング機能等々……興味深いその中身をリポートする。
-
第873回:ウエット路面に強み ミシュランの新タイヤ「パイロットスポーツ5エナジー」と「プライマシー5エナジー」を試す 2026.6.19 2026年1月29日に導入が発表されたミシュランの新製品「パイロットスポーツ5エナジー」と「プライマシー5エナジー」。これまでの特徴に加え、低燃費性能や耐摩耗性、ウエットグリップ性能のアップをうたう両モデルの走りを、クローズドコースで確かめた。
-
第872回:「フォレスター」がJNCAPで最高評価を獲得! “安全”に対するスバルの不断の取り組みに迫る 2026.6.6 相対速度100km/hの衝突後でも、普通にドアが開く!? 人気のSUV「スバル・フォレスター」が、日本の自動車アセスメントで最高評価を獲得した。安全なクルマづくりを第一とするスバルの取り組みを、群馬製作所で行われた衝突試験デモの様子とともにリポートする。
-
第871回:今年もグリーンヘルは熱かった! ニュルブルクリンク24時間レース観戦記 2026.5.27 “世界一過酷な草レース”として知られ、今年も波乱が巻き起こったニュルブルクリンク24時間レース。F1王者のフェルスタッペンも参戦するとあって、大いに盛り上がったその様子を、世界を飛び回るモータースポーツカメラマンが臨場感満点でリポートする。
新着記事
-
NEW
ランボルギーニ・レヴエルトSV(4WD/8AT)【海外試乗記】
2026.9.5試乗記ランボルギーニの歴史において「SV」の2文字は特別な意味を持つ。その称号が与えられた、ハイブリッドの最新マシン「レヴエルトSV」の走りやいかに? イタリアのテストコースで試乗した西川 淳がリポートする。 -
あの多田哲哉の自動車放談――BMW M235 xDriveグランクーペ編
2026.9.4webCG Movies元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんが、BMWのコンパクトスポーツセダン「2シリーズ グランクーペ」に試乗。そのステアリングを握った印象を動画でリポートします。 -
北米産の800万円級SUV「トヨタ・ハイランダー」「日産ムラーノ」「ホンダ・パスポート」で一番“買い”なのはどれか?
2026.9.4デイリーコラム特例により国内導入されることになった北米生産のジャパニーズSUVは、3車種ともにサイズと価格帯が接近している。では、そのなかで最も“買い”なのは? それぞれの仕様を見比べてみた。 -
ホンダがコンセプトモデル「アキュラ・ネクセラ ビジョン」を発表 次世代デザインを読み解く
2026.9.3デイリーコラム本田技研工業の米国現地法人アメリカン・ホンダモーターが、アキュラブランドの次世代デザインを示すというコンセプトモデル「ネクセラ ビジョン」を初公開した。バタフライドアを採用するこのスポーツカーは、次世代アキュラの何を表現しているのか。 -
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(後編)
2026.9.3あの多田哲哉の自動車放談ワインディングロードで新型「BMW iX3」のステアリングを握った多田哲哉さんは、その走りに感心した様子。どんなところが優れているのか、トヨタのエンジニアの視点で語ってもらおう。 -
新型「三菱パジェロ」の外装・内装を写真でチェックする
2026.9.2画像・写真5年間のブランクを経て、三菱のフラッグシップSUV「パジェロ」がついに復活! 「グランドカリスマ -泰然自若-」をコンセプトにデザインされた本格クロスカントリーモデルは、どのような姿をしているのか? 内外装の詳細を、写真で紹介する。