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1/23明るい未来が提示された、1970年の東京モーターショーにおけるトヨタブースの光景。中央はレーシングプロトタイプ「トヨタ7」の5リッターV8 DOHCエンジンをミドシップしたコンセプトカー「EX7」。
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2/231970年に発行された『CAR GRAPHIC』誌の論説。公害と安全に関するテーマが多く、うちひとつは「からすは鳴かぬ日はあっても、“安全”と“公害”が新聞にのらぬ日はないといってよいほどに〜」という書き出しに始まっている。
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3/231970年に制定されたマスキー法を、1972年に世界で初めてクリアしたホンダのCVCCエンジン。翌73年には「シビック」に搭載して市販化された。
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4/231968年、69年と日本グランプリで日産の連覇を許したトヨタが、雪辱を果たすべく開発した「トヨタ7ターボ」。5リッターV8 DOHCエンジンにツインターボを装着して最高出力800PSといわれたが、日本グランプリ中止により実戦参加はかなわなかった。
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5/23硬軟織り交ぜ、さまざまな出来事があった1970年の話題のひとつが、ザ・ビートルズの解散。5月にリリースされた『LET IT BE』はラストアルバムとなった。同名の映画も公開され、そのワンシーンが東芝の家具調ステレオ「ボストン」のテレビCMで流れていた。
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6/23「日産チェリー」発売時の広告。日産の小型車は戦前から「ダットサン」ブランドを冠していたが、チェリーは1966年に吸収合併した旧プリンスの技術陣が開発したため、「ニッサン」を“名字”に掲げていた。
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7/23高性能版の「チェリーX-1」は、標準の1リッターに対してSUツインキャブ仕様の1.2リッターエンジンを搭載。走りっぷりから“和製ミニクーパー”の異名をとった。
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8/23「セダンよりスタイリッシュなのでは?」という声もあった4ナンバーの「チェリー バン」。リアサスペンションは、セダンのトレーリングアーム式独立懸架に対してリーフの固定軸となる。
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9/23イラストをフィーチャーした「トヨタ・セリカ」発売時の広告。当初のキャッチフレーズは「未来の国からやってきたセリカ」で、すぐに「恋はセリカで」に変わった。
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10/231.6リッターDOHCエンジンを積んだトップグレードの「セリカ1600GT」。これに限ってはメーカーによるレディーメイドで、フルチョイスシステムは適用されなかった。
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11/232/4ドアセダンでスタートした「トヨタ・カリーナ」。エポーレット(肩章)タイプと称したテールランプを持つリアビューが特徴だった。
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12/23「マツダ・カペラ」発売時の広告。「70年代に車の主流はロータリー車に変わる」というヘッドコピーの下の、「ジャンボが飛ぶ カペラが走る」というフレーズも、時代を表している。
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13/23「カペラ ロータリークーペ」のリアビュー。丸形4連テールランプは「ファミリア ロータリー」から受け継いだ初期ロータリー車のアイデンティティーだった。
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14/23「カペラ ロータリーセダン」。丸形デュアルヘッドライトを持つ、1971年に追加設定された高級版の「Gシリーズ」。この個体はマツダミュージアムの所蔵車両である。
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15/23「フォルクスワーゲンK70」。ロータリーエンジン搭載の「NSU Ro 80」を寸詰まりにしたようなプロポーションである。
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16/231972年のマイナーチェンジでヘッドランプは丸形デュアルとなる。このタイプは日本にもインポーターだったヤナセによって正規輸入された。
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17/23「K70」の透視図。エンジンは縦置きだが、ロングホイールベースによって室内空間は広く、荷室容量も十分だったことがわかる。
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18/23「シトロエンGS」。外観上の相違点はわずかだが、この個体は1974年に追加設定されたNSU開発の2ローターロータリーエンジンを積んだ「GSビロトール」。
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19/23「GS」の透視図。ハイドロニューマチックゆえにサスペンションに金属スプリングがないことがわかる。
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20/23「シトロエンSM」。ヘッドライトはステアリングに連動して進行方向を照らすが、北米仕様(およびそれをベースにした日本仕様)は固定式のシールドビームだった。
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21/23「ダッジ・チャレンジャーR/T」発売当初の広告。コピーに「他人に差を付けたい人に贈るスポーツコンパクト」とあるように、当時のアメリカではこのボディーサイズでもコンパクトだったのだ。
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22/23「チャレンジャーR/Tコンバーチブル」。転倒時の安全性の問題からオープンカーに対する風当たりが強まったため、1970年、71年の2年間しかつくられなかった。
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23/23SCCAトランザムシリーズのホモロゲーションモデル「チャレンジャーT/A」。大きなエアスクープの付いたボンネットの下には、5.6リッターV8エンジン(290PS)を積む。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
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