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1/212020年11月20日に日本でも公開されることが決まった『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』に“出演”するボンドカー。過去の作品にも出てきた「DB5」「V8」に加え、「DBSスーパーレッジェーラ」、さらには「ヴァルハラ」も登場するらしい。
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2/21試乗の舞台となったストウサーキットはシルバーストーンのインフィールドにある1.7kmのショートコース。週末は一般のローカルレースも行われるが、基本的にはアストンマーティンが借り受け、専有テストコースとしている。
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3/21イアン・フレミングの原作ではボンドの愛車はベントレーだった。ショーン・コネリー主演で1964年に公開された『007 ゴールドフィンガー』にアストンマーティンが初登場し、近年の作品でもボンドカーとして活躍している。
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4/212021年に500台限定で市販される予定のEVスーパースポーツ「ヴァルハラ」も会場に姿を見せていた。何らかのパワーユニットを搭載した実動プロトタイプのようだが、試乗することも、走行シーンを見ることもかなわなかった。
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5/21「ヴァルハラ」をリアから見る。外観は2019年に東京でも公開されたモックアップと変わらないが、コックピットはテストカーらしくさまざまな計測機器が取り付けられていた。ナンバープレートも付いていたので公道でもテストしているのかもしれない。
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6/21「アストンマーティンDB5」は1963年にデビューした。『007 ゴールドフィンガー』の劇中で活躍したガジェット搭載の個体は、DB5のプロトタイプを改造したもの。コレクターの元に保管されていたが1997年に盗難に遭って以来、行方不明になっている。
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7/21サスペンションは前ダブルウイッシュボーンの独立懸架、後ろトレーリングアームによるリジッドの組み合わせ。ハンドリングはアンダーステアが強く、コーナーで速く走らせるには積極的にアクセルで曲げてやる必要がある。
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8/21「DB5」は、内外装ともに前作の「DB4シリーズ5」とほとんど変わらないが、軽合金製の直6 DOHCユニットの排気量を3670ccから3995ccに拡大したのが最大の特徴。最高出力は284PSを発生する。DB5のデビュー当初はDB4と同じデイヴィッド・ブラウン製の4段MTが装着されていたが、途中から試乗車と同じZF製5段MTが搭載されるようになる。
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9/21整然と並んだスミス製のメーターと、大径のウッドステアリングが織りなす魅力的なコックピット。素晴らしいレストアが施されており、新車同然の状態だった。オーディオだけがベッカー製のクラシック風デザインのものに変えられていた。ちなみに1963年から65年までの総生産台数は1021台といわれる。
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10/21『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のアクションシーン(静止シーンでは本物が使われる)のためだけに8台が製造されたというスタントカー。これはシャシーナンバー008。すべてアストンマーティンで保管され今後はプロモーションに使用される予定だ。
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11/21本物からスキャンされたインパネ、ウッドステアリングなど辛うじて雰囲気が残っているコックピット。ドライビングポジションもオリジナルに近いが、全体にFIA公認の強固なロールケージが張り巡らされているので乗り降りはつらい。
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12/21某車からエンジンと共に流用されたギアボックスは4段MT。超クロスレシオながら、操作性は悪くない。大きく張り出したセンターコンソールに備わるサイドターン用のハンドブレーキレバーがこのクルマの性格を物語る。
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13/212台の「DB5」。下がオリジナルで上がスタントカー。グリルやライトベゼル、リアクオーターウィンドウの取り付け位置が若干異なるのだが、本物から3Dスキャンしたとあって、見分けはつかない。
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14/21「DB6」の後継として1967年に登場した「DBS」のV8版として1970年に追加された「DBS V8」。1972年に「V8」と改名されたものの、大きな変更なく1989年まで生産された。これは『007 リビング・デイライツ』にも使用された個体だ。
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15/21ウィリアム・タウンズによる端正ながら迫力のあるデザイン。リアサスペンションがド・ディオンアクスルとなり、「DB5」に比べるとハンドリングはかなり洗練された。DB5と同様、制作会社のイオン・プロダクション所有の一台である。
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16/211967年のルマン24時間レースでチーム・サーティースの「ローラT70」に搭載された5リッターV8をルーツにもつ、軽合金製の5.3リッターV8 DOHC。「シリーズ3」から4基のツインチョークウエーバーキャブレターとなり、最高出力330PSを発生する。
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17/21ダッシュボードやトリムにウッドパネルが使われるようになったのが「V8シリーズ4」の特徴。ステアリング位置が不自然に高いドライビングポジションには慣れが必要だが、ハンドリング自体は素直で素晴らしい。ZF製の5段ギアボックスは、左手前が1速のドッグレッグパターン。最新の「ヴァンテージ」に追加された7段MT仕様の元ネタともいえる。
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18/21「DBSスーパーレッジェーラ」は「ヴァンキッシュS」の跡を継ぐフラッグシップとして2018年にデビュー。ベースとなったのは「DB11」だが“スーパーレッジェーラ(=超軽量)”の名にふさわしくボンネット、ルーフなどにカーボンを使用し、「DB11 AMR」に比べて72kgもの軽量化を実現している。
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19/21シャシーは「DB11 AMR」と同様、リアサブフレームブッシュを強化した新型プラットフォームをベースに、フロントで10mm、リアで20mmトレッドを拡大したほか、全高も5mmローダウンしている。
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20/21最高出力725PS、最大トルク900N・mへと大幅にチューンされた5.2リッターV12 DOHCツインターボエンジンは、0-100km/h加速3.4秒、最高速度340km/hを誇る。8段ATとの相性もよく、タイトなサーキットでのレスポンスも素晴らしい。
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21/21内外装ともに黒一色で仕立てられた劇中車は、通常の製造ラインでつくられたまったくのスタンダード。室内にガジェットの類いは一切見当たらなかったが、詳細は劇場で見てからのお楽しみである。

藤原 よしお
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