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1/112020年8月1日に発売された「トーヨー・オブザーブGIZ2」。氷上性能を磨き上げるとともに経年劣化の抑制とウエット性能の向上にも注力したというスタッドレスタイヤの新商品だ。
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2/11「オブザーブ ガリットGIZ」の後継にあたる「オブザーブGIZ2」。ドメスティックなガリットが外れ、グローバル名称であるオブザーブのみを冠することになった。
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3/11トレッドパターンの開発にあたってはコンピューター解析を駆使した独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」を活用している。
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4/1113インチから18インチの全23種類がラインナップされている。
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5/11コンパウンドには氷の表面の水幕を瞬時に除去する新開発の「吸着クルミゴム」を採用した。
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6/11小型ブロック3つをセットにした「3連ブロック」構造とショルダーブロックの角をギザギザにした「バイティングエッジ」構造によってエッジ効果を高めている。
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7/11ショルダー部分には矢印のような図柄の「バットレスエッジ」を採用。わだち路面の走行性を高めている。
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8/11「オブザーブGIZ2」を履いた「トヨタ・カローラ スポーツ」で圧雪路を行く。従来品からの着実な進化を感じた。
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9/11コンパウンドの柔らかさがキモとなるスタッドレスタイヤ。経年劣化に配慮した「オブザーブGIZ2」では4年使用時の硬化レベルを従来品の4~6割ほどに抑えているという。
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10/11氷上で40km/hからフルブレーキングした際の制動距離は、従来品よりも8%短縮されている。
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11/11小幅ながらも従来品から着実な進化を果たしていた「トーヨー・オブザーブGIZ2」。冬季には日本各地のユーザーの生活を助けてくれることだろう。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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