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2/132021年6月に、フルモデルチェンジ以来何度目かの改良を受けた「マツダ2」。エンジンの性能向上やオプション装備の追加、新しいボディーカラーの採用などが行われた。
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3/13装備類では、スマートフォンを取り出さずに自動接続できるApple CarPlayのワイヤレス接続機能や、Qi規格のワイヤレス充電機能のオプション設定がトピックとなっている。
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4/13各部の操作インターフェイスはいささか歳月を感じさせるものとなっている。空調のコントローラーは3連のダイヤル式で、作動状態を示す液晶画面などもないが、使い勝手は悪くない。
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5/13「マツダ2」は2014年に登場した「デミオ」と基本的に同型の車種である。2019年の改良と同時に、マツダ2に車名が変更された。
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6/13黒を基調に、各部に赤いアクセントを施したインテリアも「ブラックトーンエディション」の特徴。自然なドライビングポジションがとれる運転席まわりの設計は、今日のマツダ車に共通する美点だ。
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7/13リアシートは空間的にやや窮屈。国産Bセグメントコンパクトのなかでも、パーソナルユース寄りのクルマなのだ。
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8/136段MTはただ設定があるというだけでなく、操作性も上々。ガソリン仕様とディーゼル仕様の両方に用意されるが、4WD車との組み合わせはない。
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9/131.5リッターガソリンエンジンは燃費が18.1~20.3km/リッター(WLTCモード)に向上。最大トルクも1N・mアップし、またより低い回転域でそれを発生するようになった。
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10/13予防安全・運転支援システムの充実度はライバルとおおむね同等。自動緊急ブレーキに加え、アダプティブクルーズコントロールや操作支援式の車線維持支援システム、後側方警戒システム、交通標識認識システムなどが用意される。
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11/13荷室容量は280リッター。リアシートには「15C」「15S」「15MB」「XD」では一体式の、その他のグレードでは6:4分割式の可倒機構が備わる。
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12/13走りの点でもいささか古さを感じさせるようになった「マツダ2」だが、意のままに操れる操作性の高さは健在。運転する楽しさについては、ライバルとは一線を画すものがあった。
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13/13マツダ2 15Sブラックトーンエディション

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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