-
1/23
-
2/232021年9月に日本導入が発表された「BMWアルピナB8グランクーペ」。E24型「6シリーズ クーペ」をベースとし、30台限定で販売された1982年の「B7Sターボクーペ」が、そのルーツになるという。
-
3/23「ALPINA」のロゴと大型のエアインテークが目を引くフロントスポイラー。形状は時代に合わせて進化してきたが、創業当時から続くアルピナのアイコンであることに変わりはない。
-
4/23今回試乗した「B8グランクーペ」は、「最高水準のパフォーマンスとダイナミクス、快適性を凛々(りり)しく美しいデザインと調和させたアルピナのフラッグシップクーペ」と紹介されている。車両本体価格は2557万円。
-
5/23シャシーナンバーは、BMWのベース車両から、アルピナ固有のものへと書き換えられている。小さいながらもドイツで公認登録された、自動車メーカーの製造車両であることを示している。
-
BMWアルピナ の中古車webCG中古車検索
-
6/23「BMWアルピナB8グランクーペ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=5090×1930×1430mm、ホイールベースは3025mm。車重は2140kgと発表されている。
-
7/23駆動システムには「BMW xDrive」をベースに開発されたフルタイム4WDを採用。アルピナではこの4WDシステムを「ALLRAD(アルラッド)」と呼んでいる。足まわりではハイドロマウント付きのフロントアクスルストラットやアイバッハ製のスプリング、高剛性ベアリングなどを用いて、独自のチューンを行っている。
-
8/23アルピナが独自に改良を施した4.4リッターV8ツインターボエンジンは、最高出力621PS/5500-6500rpm、最大トルク800N・m/2000-5000rpmを発生。トランスミッションは8段ATが組み合わされる。
-
9/23レーザー刻印でアルピナのエンブレムをあしらったクリスタル仕様のiDriveコントローラーや、シリアルナンバー入りの車名プレートなどがセンターコンソールパネルに配置されている。
-
10/23ステアリングホイールの裏側に「アルピナ スイッチトロニック」のボタンを装備。右側でシフトアップ、左側でシフトダウンの操作が行える。アルミ削り出しでブラック仕上げのシフトパドルも、オプション(6万8000円)で用意されている。
-
11/23「B8グランクーペ」専用デザインとなる液晶タイプのメーターパネル。写真は「SPORT PLUS」モード選択時のもの。速度計の数値は「8シリーズ」が260km/h、「M8」が330km/hまでなのに対して、B8グランクーペでは340km/hまで刻まれている。
-
12/23ワインディングロードを行く「B8グランクーペ」。荒れた路面などをものともせず、見事な接地感を印象づけるその走りは、細部に至るまで剛性強化やバランス向上を図るなどした地道な積み重ねの上に成り立っている。
-
13/23「B8グランクーペ」のインテリア。今回の試乗車では、「アイボリーホワイト/タルトゥーフォ」と呼ばれるフルレザーメリノ仕上げのコンビネーションカラーと「ラヴァリナステアリング バイカラー」のオプションアイテムが選択されていた。
-
14/23上質なフルレザーメリノで仕立てられたフロントシート。背もたれ上部に、アルピナのメタルエンブレムが装着されている。試乗車で選択されていたパノラマサンルーフは、28万8000円のオプション装備。
-
15/23エアコンの操作パネルや吹き出し口を内蔵するセンターコンソールが、リアシート中央の座面にまで伸びている。一見4シーターモデルに見えるが「B8グランクーペ」の乗車定員は5人。後席には3人分のシートベルトが備わっている。
-
16/23トランクルームの容量は440リッター。リアシートの背もたれには、40:20:40分割で倒せるスルーローディングシステムが備わり、長尺物も収容可能となる。
-
17/23低速域での俊敏なハンドリングと高速域での走行安定性を同時に高めるという、後輪操舵システム「インテグレーテッドアクティブステアリング」を搭載。後輪は最大で左右それぞれ2.3度操舵される。
-
18/23フロントスポイラーに備わる「ALPINA」のロゴ。かつてのようなデカールではなく、立体的な形状になっている。今回の試乗車のロゴはゴールド色だったが、無償オプションでシルバー色も選択できる。
-
19/23リアエプロンに組み込まれた左右振り分け4本出しのステンレス製テールパイプフィニッシャーも、アルピナ各車に共通する象徴的な意匠。選択された走行モードやアクセル開度に連動して、独特のサウンドを奏でる。
-
20/23試乗車のホイールは、標準で装備される「アルピナクラシック21インチ鍛造ホイール」。これに前245/35ZR21、後ろ285/30ZR21サイズの「ピレリPゼロ」タイヤが組み合わされていた。フロントタイヤには走行時における車内の快適性や静粛性を図るPNCS(ピレリノイズキャンセリングシステム)を内蔵している。
-
21/23「B8グランクーペ」のパフォーマンスは、0-100km/h加速タイムが3.4秒、巡航最高速度が324km/hとアナウンスされている。アルピナでは巡航最高速度を「走行中にハンドル操作が可能な現実的な最高速度」と説明している。
-
22/23BMWアルピナB8グランクーペ
-
23/23

石井 昌道
BMWアルピナ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】 2025.12.17 「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
新着記事
-
NEW
ホンダ・プレリュード(後編)
2025.12.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「ホンダ・プレリュード」に試乗。前編ではパワートレインの制御を絶賛した山野だが、シャシーやハンドリング性能はどう見ているのだろうか。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
フォルクスワーゲンTロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル(4WD/7AT)【試乗記】
2025.12.20試乗記冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。 -
失敗できない新型「CX-5」 勝手な心配を全部聞き尽くす!(後編)
2025.12.20小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージによる新型「マツダCX-5」の開発主査へのインタビュー(後編)。賛否両論のタッチ操作主体のインストゥルメントパネルや気になる価格、「CX-60」との微妙な関係について鋭く切り込みました。 -
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。






























