-
1/21
-
2/21電動の「フィアット500」が世界初公開されたのは2020年3月。本国での車名は既存のモデルと同じ「500」だが、日本仕様は「500e」という名称となった。
-
3/21従来モデルからイメージを刷新するとともに、インターフェイスも大幅にデジタル化されたインテリア。ドアの開閉も電気式となっているが、万が一に備えて機械式のオープナーも残されている。
-
4/21センタークラスターの下端に位置するボタン式のシフトセレクター。上段のオープントレーには、上位グレードでは携帯端末の非接触充電機構が備わる。
-
5/21車体については既存の「500」から大きな変化はないように見える「500e」だが、実はプラットフォームは刷新されており、外寸もひとまわり大きくなっている。
-
フィアット 500e の中古車webCG中古車検索
-
6/21試乗車はクローズドボディーの上級グレード「アイコン」。充実した装備が特徴で、6スピーカーのオーディオやガラスルーフなどが標準で備わっている。
-
7/21駆動方式はフロントのモーターで前輪を駆動する“フロントモーター・フロントドライブ”。モーターの種類は交流同期電動機で、118PS(87kW)の最高出力を発生する。
-
8/21メーターに代えて備わる7インチのフルカラーTFTディスプレイ。車速や走行距離、バッテリー残量、航続可能距離などの情報に加え、ADAS(先進運転支援システム)のカメラが読み取った交通標識なども表示される。
-
9/21車両重量は1330kgと、EVとしては非常に軽量。この軽さが、0-100km/hが9.0秒という加速性能や、WLTCモードで128Wh/kmという電力消費率に寄与している。
-
10/21ドライブモードセレクターのコントローラーは、センターコンソールの前端に装備。電動パーキングブレーキのスイッチやオーディオ音量のコントローラーと並んで配置される。
-
11/21ADASの充実度はグレードによって異なり、「ポップ」を除く2グレードには、アダプティブクルーズコントロールやレーンキーピングアシスト、ブラインドスポットモニター、交通標識の読み取り機能、バックモニター、パーキングセンサーなども装備される。
-
12/21上級グレードに備わる再生素材のレザー調シート。センターアームレストとセンターコンソールリッドは、「アイコン」と「オープン」のみの装備となる。
-
13/21既存の「500」と同じく、後席は空間的にあくまで“緊急用”。「アイコン」と「オープン」では、背もたれに5:5の分割可倒機構が備わる。
-
14/21上質な外装の仕立ても「アイコン」と「オープン」の特徴。クローム仕上げのサイドウィンドウモールディングや、ダイヤモンドカット加工の17インチアルミホイールなどが採用される。
-
15/21インフォテインメントシステムには、ジープやフィアットなどではおなじみの純正ディスプレイオーディオ「Uconnect」を採用。インターフェイスには10.25インチのタッチスクリーンを搭載している。
-
16/21ボディーカラーは試乗車の「ミネラルグレー」を含む全5色。ただし「アイスホワイト」を除く4色は、有償のオプションカラーとなる。
-
17/21シティーコミューターとして必要十分な一充電走行可能距離に加え、キビキビとした走りも備えていた「フィアット500e」。実用コンパクトでも積極的に走りを楽しんできた、イタリアならではのEVといえるだろう。
-
18/21フィアット500eアイコン
-
19/21
-
20/21
-
21/21

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
フィアット 500e の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
スズキ・アルト ラパン ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.11.3 スズキの「アルト ラパン」がマイナーチェンジ。新しいフロントマスクでかわいらしさに磨きがかかっただけでなく、なんとパワーユニットも刷新しているというから見逃せない。上位グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
-
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】 2025.11.1 メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。
-
シトロエンC3ハイブリッド マックス(FF/6AT)【試乗記】 2025.10.31 フルモデルチェンジで第4世代に進化したシトロエンのエントリーモデル「C3」が上陸。最新のシトロエンデザインにSUV風味が加わったエクステリアデザインと、マイルドハイブリッドパワートレインの採用がトピックである。その仕上がりやいかに。
-
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(4WD/9AT)【海外試乗記】 2025.10.29 メルセデス・ベンツが擁するラグジュアリーブランド、メルセデス・マイバッハのラインナップに、オープン2シーターの「SLモノグラムシリーズ」が登場。ラグジュアリーブランドのドライバーズカーならではの走りと特別感を、イタリアよりリポートする。
-
ルノー・ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH(FF/4AT+2AT)【試乗記】 2025.10.28 マイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わった「ルーテシア」が上陸。ルノーを代表する欧州Bセグメントの本格フルハイブリッド車は、いかなる進化を遂げたのか。新グレードにして唯一のラインナップとなる「エスプリ アルピーヌ」の仕上がりを報告する。
新着記事
-
NEW
「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す
2025.11.6エディターから一言ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。 -
NEW
未来がすべてにあらず! ジャパンモビリティショー2025で楽しめるディープな“昔”の世界
2025.11.5デイリーコラム未来のクルマ、未来の技術が集結する「ジャパンモビリティショー2025」。ただし、「そういうのはもういいよ……」というオトーサンのために(?)昔の世界を再現し、当時のクルマを並べた「タイムスリップガレージ」も用意されている。内部の様子を紹介する。 -
NEW
第90回:これぞニッポンの心! 軽自動車デザイン進化論(前編)
2025.11.5カーデザイン曼荼羅新型の「ダイハツ・ムーヴ」に「日産ルークス」と、ここにきて新しいモデルが続々と登場してきた軽自動車。日本独自の規格でつくられ、日本の景観を変えるほどの販売ボリュームを誇る軽のデザインは、今後どのように発展していくのか? 有識者と考えた。 -
NEW
プジョー2008 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.11.5試乗記「プジョー2008」にマイルドハイブリッドの「GTハイブリッド」が登場。グループ内で広く使われる最新の電動パワートレインが搭載されているのだが、「う~む」と首をかしげざるを得ない部分も少々……。360km余りをドライブした印象をお届けする。 -
“安心・安全”をより長く 2人のプロが「ブリヂストン・ブリザックWZ-1」を語る
2025.11.42025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>ブリヂストンが、持てる最新のタイヤ技術を投入して誕生させた、新しいスタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1(ダブルゼットワン)」。高い氷雪上性能とサステナビリティーを併せ持つ新製品の魅力に、2人のプロフェッショナルが迫る。 -
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:無限/TRD編)【試乗記】
2025.11.4試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! 彼らの持ち込んだマシンのなかから、無限の手が加わった「ホンダ・プレリュード」と「シビック タイプR」、TRDの手になる「トヨタ86」「ハイラックス」等の走りをリポートする。






























