-
1/16新しいハイブリッドシステム「デュアルブーストハイブリッド」を搭載した新型「トヨタ・クラウン クロスオーバーRS」のパワートレイン。今回は、高度なパワートレインを支える縁の下の力持ち、トランスミッションのお話である。
-
2/16筆者の大好きなダイハツの「デュアルモードCVT」。ベルト式CVTにプラネタリーギアを組み合わせることで、変速比の大幅な拡大と伝達効率の改善を実現している。
-
3/16「1モーターハイブリッドトランスミッション」のカット模型。2つのクラッチを介して、エンジンとトランスミッションの間にモーターを搭載する構造となっている。
-
4/162022年6月をもって販売終了となった「日産フーガ ハイブリッド」のパワートレイン。モーター/トランスミッション部分の長さに注目。
-
5/16「デュアルブーストハイブリッド」を搭載する新型「レクサスRX500h」のパワートレイン。「日産フーガ」のパワートレインとは形状がまったく異なっている。
-
トヨタ クラウン の中古車webCG中古車検索
-
6/16モーターおよびクラッチの断面図。動力伝達の経路的には、2つのクラッチの間にモーターがある仕組みなのだが、実際にはモーターの内部に2つのクラッチが収まっている。
-
7/16トランスミッションには、サイズやコスト、性能などを考慮してプラネタリーギア式の6段ATを採用。ギア比はかなり高めに設定されているようで、「ハイギア側のギア比は8段ATのそれに相当する」との説明があった。高負荷領域での走行については、低回転から大トルクを発生させられるモーターの特性に頼る考えなのだ。
-
8/16オンライン説明会にて話をうかがった開発関係者。上段左からBluE Nexusの森村剛士氏と表 賢司氏、下段左からアイシンの佐藤真吾氏と前塚慎吾氏、デンソーの大村伸治氏。
-
9/16「E-TECHハイブリッド」はルノーが独自に開発した2モーター方式のハイブリッドシステム。SUVの「アルカナ」、コンパクトカーの「ルーテシア」と、導入が進んでいる。(写真:花村英典)
-
10/16「E-TECHハイブリッド」に使用される「電子制御ドッグクラッチマルチモードAT」。エンジン用の2軸式4段ATとメインモーター用の1軸式2段ATを組み合わせたものだ。
-
11/16「電子制御ドッグクラッチマルチモードAT」の模式図(webCGほった作)。ギアの選択と動力の伝達に、ドッグクラッチを使っている点が特徴だ。ギアの組み合わせは全15パターンで、そのうちの12パターンを実際に使用している。
-
12/16ドッグクラッチとは、側面(軸方向)に歯の付いたドッグギアで動力を伝達するクラッチのこと。シャフト上をドッグギアがスライドし、その歯が隣のギアの側面に施されたダボ(凹凸や歯、穴など)とかみ合うことで、動力が伝達される。
-
13/16「ルノー・ルーテシアE-TECHハイブリッド」のエンジンルーム。1.6リッターエンジンとモーター、ギアボックス、コントロールユニットがギュウギュウに詰まっている。(写真:向後一宏)
-
14/16構造がシンプルで素早い変速が可能な反面、変速ショックが大きなドッグクラッチは、バイクやレーシングカーのトランスミッションに採用されることが多かった。
-
15/16余談だが、ルノーの技術者はレゴで遊んでいてこのシステムの機構を思いついたのだとか。ホンマかいな?
-
16/16独自のアイデアのもと、まったく新しいハイブリッドシステムをつくり上げたルノーの開発力に脱帽。ギアとクラッチの組み合わせであらゆる制御を可能にするトランスミッションの可能性は無限だ。

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
トヨタ クラウン の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―NEW 2025.12.5 ハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。
-
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る 2025.12.4 「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。
-
タイで見てきた聞いてきた 新型「トヨタ・ハイラックス」の真相 2025.12.3 トヨタが2025年11月10日に新型「ハイラックス」を発表した。タイで生産されるのはこれまでどおりだが、新型は開発の拠点もタイに移されているのが特徴だ。現地のモーターショーで実車を見物し、開発関係者に話を聞いてきた。
-
あんなこともありました! 2025年の自動車業界で覚えておくべき3つのこと 2025.12.1 2025年を振り返ってみると、自動車業界にはどんなトピックがあったのか? 過去、そして未来を見据えた際に、クルマ好きならずとも記憶にとどめておきたい3つのことがらについて、世良耕太が解説する。
-
2025年の“推しグルマ”を発表! 渡辺敏史の私的カー・オブ・ザ・イヤー 2025.11.28 今年も数え切れないほどのクルマを試乗・取材した、自動車ジャーナリストの渡辺敏史氏。彼が考える「今年イチバンの一台」はどれか? 「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の発表を前に、氏の考える2025年の“年グルマ”について語ってもらった。
新着記事
-
NEW
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―
2025.12.5デイリーコラムハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。 -
NEW
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
NEW
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション/CR-V e:HEV RSブラックエディション ホンダアクセス用品装着車
2025.12.4画像・写真まもなく日本でも発売される新型「ホンダCR-V」を、早くもホンダアクセスがコーディネート。彼らの手になる「Tough Premium(タフプレミアム)」のアクセサリー装着車を、ベースとなった上級グレード「RSブラックエディション」とともに写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RS
2025.12.4画像・写真およそ3年ぶりに、日本でも通常販売されることとなった「ホンダCR-V」。6代目となる新型は、より上質かつ堂々としたアッパーミドルクラスのSUVに進化を遂げていた。世界累計販売1500万台を誇る超人気モデルの姿を、写真で紹介する。 -
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る
2025.12.4デイリーコラム「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。






























