-
1/18イタリア・トスカーナ州で開催されたXMクラブ・イタリアのミーティングで。キウージの「9月20日広場」で2022年11月27日撮影。
-
2/18XMクラブで役員を務めるフェデリコさん。写真左が彼の愛車である1990年「XM2000インジェクシオン」。右はほかのオーナーが乗ってきた後期型である1995年の「ターボ エクスクルーシブ」仕様。
-
3/18初期型「2000インジェクシオン」。「CX」がトランクを備えていたのに対し、「XM」にはハッチバックが採用されていた。ただし開放時に室内温度が変わらないよう、ラゲッジルーム内に仕切り用ガラスがもう1枚ある。詳しくは動画を参照のこと。
-
4/18シトロエンのトップモデルにふさわしい装いで登場したパオロ氏はプロのレストアラー。今回は最初期型である1990年式でやってきた。
-
5/18パオロ氏の「XM」。看板ユニットであったPRV製の3リッターV6エンジンが搭載されている。
-
シトロエン の中古車webCG中古車検索
-
6/18いっぽう、こちらは最終モデルである1999年の「ターボC.T.エクスクルーシブ」。
-
7/18「ターボC.T.エクスクルーシブ」のオーナーで、隣州からやってきたイアニート氏。ほかにも「2CV」や「ディアーヌ」(2台)、それに「CX」を所有する熱烈シトロエニストである。
-
8/18以下、パオロ氏の1990年式とイアニート氏の1999年式を交互にご覧いただこう。これは1990年式のダッシュボード。直線的な意匠は、外観のイメージをそのまま引き継いでいる。センターコンソールのオーディオ操作部は、ふたで覆われている。
-
9/181999年式。1995年モデルイヤー以降の内装は、1993年の「シトロエン・エグザンティア」のそれと似たものとなり、エアバッグが装備された。
-
10/181990年式。シフトレバーの手前にあるキーボードで盗難防止用暗証番号を入力してから、キーを回してエンジンを始動する。右は車高調整用レバー。
-
11/181999年式。1990年式のような覆いはないが、オーディオはシトロエン純正。
-
12/181990年式。アームレストのデザインは、先に登場した「BX」に通じるものがある。「最初期型はシートベルトも同色がおごられていました」とパオロ氏は強調する。
-
13/181999年式のドアの内張り。
-
14/181990年式のリアシート。ファブリックのパターンは上品かつモダンだ。
-
15/181999年式。「エクスクルーシブ」仕様には革シートと木目パネル、そしてエアコンがおごられていた。
-
16/18初期型(左右)と後期型(中央)では、バッジのデザインとともに、リアスポイラーの形状も異なる。
-
17/18イベントのサポートカーである「エヴァジオン」のフロントガラス内には、「XM」の誕生30周年である2019年に描かれたと思われるイラストが。
-
18/18キウージ町内を巡る参加車両。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
シトロエン の中古車webCG中古車検索
マッキナ あらモーダ!の新着記事
-
第929回:販売終了後も大人気! 「あのアルファ・ロメオ」が暗示するもの 2025.9.25 何年も前に生産を終えているのに、今でも人気は健在! ちょっと古い“あのアルファ・ロメオ”が、依然イタリアで愛されている理由とは? ちょっと不思議な人気の理由と、それが暗示する今日のクルマづくりの難しさを、イタリア在住の大矢アキオが考察する。
-
第928回:「IAAモビリティー2025」見聞録 ―新デザイン言語、現実派、そしてチャイナパワー― 2025.9.18 ドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティー」を、コラムニストの大矢アキオが取材。欧州屈指の規模を誇る自動車ショーで感じた、トレンドの変化と新たな潮流とは? 進出を強める中国勢の動向は? 会場で感じた欧州の今をリポートする。
-
第927回:ちがうんだってば! 「日本仕様」を理解してもらう難しさ 2025.9.11 欧州で大いに勘違いされている、日本というマーケットの特性や日本人の好み。かの地のメーカーやクリエイターがよかれと思って用意した製品が、“コレジャナイ感”を漂わすこととなるのはなぜか? イタリア在住の記者が、思い出のエピソードを振り返る。
-
第926回:フィアット初の電動三輪多目的車 その客を大切にせよ 2025.9.4 ステランティスが新しい電動三輪車「フィアット・トリス」を発表。イタリアでデザインされ、モロッコで生産される新しいモビリティーが狙う、マーケットと顧客とは? イタリア在住の大矢アキオが、地中海の向こう側にある成長市場の重要性を語る。
-
第925回:やめよう! 「免許持ってないのかよ」ハラスメント 2025.8.28 イタリアでも進んでいるという、若者のクルマ&運転免許離れ。免許を持っていない彼らに対し、私たちはどう接するべきなのか? かの地に住むコラムニストの大矢アキオ氏が、「免許持ってないのかよ」とあざ笑う大人の悪習に物申す。
新着記事
-
NEW
カタログ燃費と実燃費に差が出てしまうのはなぜか?
2025.9.30あの多田哲哉のクルマQ&Aカタログに記載されているクルマの燃費と、実際に公道を運転した際の燃費とでは、前者のほうが“いい値”になることが多い。このような差は、どうして生じてしまうのか? 元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんに聞いた。 -
NEW
MINIカントリーマンD(FF/7AT)【試乗記】
2025.9.30試乗記大きなボディーと伝統の名称復活に違和感を覚えつつも、モダンで機能的なファミリーカーとしてみればその実力は申し分ない「MINIカントリーマン」。ラインナップでひときわ注目されるディーゼルエンジン搭載モデルに試乗し、人気の秘密を探った。 -
なぜ伝統の名を使うのか? フェラーリの新たな「テスタロッサ」に思うこと
2025.9.29デイリーコラムフェラーリはなぜ、新型のプラグインハイブリッドモデルに、伝説的かつ伝統的な「テスタロッサ」の名前を与えたのか。その背景を、今昔の跳ね馬に詳しいモータージャーナリスト西川 淳が語る。 -
BMW 220dグランクーペMスポーツ(FF/7AT)【試乗記】
2025.9.29試乗記「BMW 2シリーズ グランクーペ」がフルモデルチェンジ。新型を端的に表現するならば「正常進化」がふさわしい。絶妙なボディーサイズはそのままに、最新の装備類によって機能面では大幅なステップアップを果たしている。2リッターディーゼルモデルを試す。 -
ランボルギーニ・ウルスSE(後編)
2025.9.28思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「ランボルギーニ・ウルスSE」に試乗。前編ではエンジンとモーターの絶妙な連携を絶賛した山野。後編では車重2.6tにも達する超ヘビー級SUVのハンドリング性能について話を聞いた。 -
ビモータKB4RC(6MT)【レビュー】
2025.9.27試乗記イタリアに居を構えるハンドメイドのバイクメーカー、ビモータ。彼らの手になるネイキッドスポーツが「KB4RC」だ。ミドル級の軽量コンパクトな車体に、リッタークラスのエンジンを積んだ一台は、刺激的な走りと独創の美を併せ持つマシンに仕上がっていた。