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1/15いつかJR九州の「ソニック」や「787系」などの在来線特急に乗りたいと思っていた私。今回とうとう念願かなって、九州一周鉄道の旅が実現した。
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2/15博多駅に停車中の「500系」新幹線。先端がとがったジェット戦闘機のような外観が特徴だ。ただし、こちらは水戸岡鋭治さんのデザインではない。
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3/15博多駅の新幹線乗り場。JR西日本の単独開発となる「500系」新幹線に囲まれて感動しまくった。
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4/15博多から乗ったのは、本州でも使われている「N700系」でちょっとガックリ。14年前、水戸岡さんはインタビューで「あのカモノハシ型は、エンジニアリングのみでしょう? 文化がない」とバッサリ。
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5/15出水(いずみ)で新幹線を降りて、第三セクターの肥薩おれんじ鉄道(旧鹿児島本線)に乗り換える。
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6/15肥薩おれんじ鉄道は1両編成のローカル線。車両は「HSOR-100形」の気動車で、白を基調とした車体にオレンジとグリーン、そしてブルーのラインが入っている。
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7/15肥薩おれんじ鉄道の終点となる川内(せんだい)から再び新幹線に乗り、鹿児島中央に到着。写真は手前が「800系」、奥が「N700系」だ。
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8/15特徴的なデザインが施された「800系」の車体側面。水戸岡さんはインタビュー当時、「建築物は動かないから、エンブレムの類いはうるさいですけど、動くものはエンブレムがなくちゃいけないと思ってます」と述べた。
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9/15「800系」の客室内部。「客室を仕切る妻壁は金沢の職人の金箔(きんぱく)で、仏壇職人の木彫や博多織職人の作品を金箔の額縁に入れて飾ってます。シートも自然木で、車両ごとにデザインも違う。洗面にはイグサの縄のれんを下げました」と水戸岡さん。
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10/15BMWのキドニーグリルを想起させる「787系」のフロントフェイス。現在、「みどり」「かもめ」「にちりん」「きりしま」などで787系が運用されている。
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11/15「ランボルギーニ・カウンタック」のデザイナーとして知られるマルチェロ・ガンディーニが手がけた、ルノーのトラック「マグナム」を思わせる「883系ソニック」。JR九州初の振り子式車両である。
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12/15写真左が九州の在来線特急「883系ソニック」、右が同「885系ソニック」。今回は大分から博多まで883系で移動した。博多にて撮影。
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13/15鹿児島の焼肉店にて食事。テールパイプフィニッシャーを思わせる4連の排煙ダクトがカーマニアに刺さる!
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14/15羽田空港に戻り、わが愛車ちょいワル特急こと「プジョー508」に乗り込んで思わず「なんていいシートなんだ」と感動。ゆったりとフィットする感覚は、ほかの乗り物では味わえないものだ。
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15/15JR九州の鉄道車両はカッコよかったが、乗り心地や眺めに関しては、ちょいワル特急の圧勝である。クルマはスゴイ。カーマニアは自信を持ってヨシ。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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