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2/303代目にあたる新型「ルノー・カングー」は、2020年11月に本国で世界初公開。2021年春に正式発表された。日本では2023年2月に導入が開始されている。(写真:花村英典)
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3/30外装同様、丸みを帯びた従来型よりややシャープ寄りの意匠となったインテリア。各部の質感は顕著に向上し、装備も大幅に強化された。(写真:花村英典)
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4/30運転席まわりでは、センターコンソールのつくりも全面刷新。電動パーキングブレーキの採用によってブレーキレバーがなくなり、大幅に収納力が増した。(写真:向後一宏)
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5/30商用バンゆずりの広々としたラゲッジスペース。トノカバーは写真のとおり、非使用時には後席のシートバックに固定しておくことができる。(写真:向後一宏)
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6/30高い機能性と実用性を備えながら、フランス車ならではの華やかな雰囲気も併せ持つ「カングー」。その魅力は新型でも健在だ。(写真:向後一宏)
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7/30かの地の商用車を思わせるエクステリアが特徴の「クレアティフ」。黒バンパーやサイドバンプなどが目を引くその意匠は、エントリーグレード「ゼン」と基本的に共通だ。ただしゼンにはフロントフォグランプがなく、またボディーカラーも白しか選べないので、そこで見分けることができる。(写真:花村英典)
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8/30より乗用車ライクな意匠をまとう「インテンス」だが、じつは「クレアティフ」との機能・装備の差はほどんどない。フロントフォグランプにコーナリングランプ機能が付き、ドアミラーウインカーがLED式となる程度だ。(写真:花村英典)
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9/30足もとの仕様は、「ゼン」と「クレアティフ」ではシルバーのスチールホイールにハーフキャップの組み合わせ、「インテンス」では黒のスチールホイールにフルホイールキャップの組み合わせだ。タイヤサイズは全車共通で、205/60R16。(写真左:向後一宏/写真右:花村英典)
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10/30ADASについては今日のクルマに求められる機能を一通り完備。自動緊急ブレーキに、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能、交通標識読み取り機能などが装備される。(写真:花村英典)
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11/30シート表皮は全車共通でファブリックと合皮の組み合わせ。運転席にはシートリフターとチルト&テレスコピックステアリングが備わっており、幅広い体形のドライバーが好適なドライビングポジションをとることができる。(写真:花村英典)
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12/30後席は、従来型と同じく3座が等サイズのベンチ式。ピクニックテーブルやエアコン吹き出し口、USBポート(2口)、12V電源ソケットなどが用意される。(写真:花村英典)
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13/30メルセデス・ベンツと共同開発された「H5H」型1.3リッター直4ガソリンターボエンジン。“鼻先”の軽さがもたらす軽快なハンドリングと、スムーズなエンジンフィールや静かさなどが自慢だ。(写真:花村英典)
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14/30先代から踏襲された「K9K」型1.5リッター直4ディーゼルエンジン。「燃費がよくて燃料も安価な軽油」という経済性が魅力だが、その値段はガソリン車より24万円高い。(写真:花村英典)
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15/30トランスミッションは全車共通で7段DCT。マニュアルモード付きだが、シフトパドルは装備されない。(写真:花村英典)
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16/30新型「カングー」は「Perfo」「Eco」「Normal」の3つのモードを備えたドライブモードセレクターを装備。センタークラスターのスイッチで操作する。(写真:向後一宏)
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17/302022年の「カングージャンボリー」にて、日本初公開された新型「カングー」。従来型より、ボディーサイズがひとまわり拡大している。
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18/30日本では「カングー」の特徴として語られる観音開きのテールゲートだが、じつは仏本国では、乗用モデルには一般的な上開きのテールゲートが装備される。
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19/30日本に導入される「カングー」は2列シート5人乗りの標準ボディーのみだが、ライバルである「プジョー・リフター」「シトロエン・ベルランゴ」「フィアット・ドブロ」には、3列シート7人乗りのロングボディーも設定されている。本国仕様を見ると、カングーにも7人乗りのロングはあるようだが……。
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20/30新型「ルノー・カングー」のプラットフォームは、「日産エクストレイル」や「三菱アウトランダー」にも使われる「CMF-C/D」だ。
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21/30インテリアでは収納関係の見直しも大きなポイント。前席上部のオーバーヘッドシェルフは容量が拡大した一方、後席上部の天井収納は廃止となった。(写真:向後一宏)
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22/30インストゥルメントパネルアッパーボックス(写真)と前席アームレスト付きセンターコンソールボックスには、USBポートと12V電源ソケットが装備される。(写真:向後一宏)
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23/30従来モデルより広さが増したラゲッジスペース。寸法は、荷室長が1020mm、荷室幅が1190mm、荷室高が1111mm、床面高は594mmとなっている。後席は2:1の分割可倒式だ。(欧州仕様参考値)
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24/30観音開きのテールゲートは左右ともに180°開口。ただし、従来型ではドアトリムに備わっていたリリースレバーがなくなり、ここまで開けるには、指で直接ヒンジのロックを解除しなければならなくなった。(写真:向後一宏)
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25/30ボディーカラーは全5種類。「インテンス」では上段の「ブラウン テラコッタM」「ブルー ソーダライトM」「グリ ハイランドM」および下段左の「ブラン ミネラル」が選択可能。「クレアティフ」では下段の「ブラン ミネラル」と「ジョン アグリュム」が選択可能。「ゼン」では「ブラン ミネラル」以外の色を選ぶことはできない。
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26/30ADASの設定は基本的に全車共通。グレード間による唯一のちがいは、「レーンセンタリングアシスト」(車線中央維持支援)が「ゼン」には装備されない点だ。(写真:向後一宏)
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27/30新型のラインナップでは「クレアティフ」が日本専用グレードとして注目されがちだが、じつは「インテンス」の仕様も、日本向けに特別に仕立てられたものとなっている。(写真:花村英典)
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28/30「ゼン」は同エンジンの「クレアティフ」や「インテンス」より9万円価格が安いものの、センターディスプレイ(写真)や液晶メーター、オートエアコン、後席用エアダクトなどの装備が省かれる。受注輸入であることも含め、あまり広くはオススメできない。(写真:向後一宏)
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29/30エントリーグレードの「ゼン」を除くと、ほとんど装備に差異がない新型「カングー」。自身の好みや使い方を考慮して、「クレアティフ」か「インテンス」か、ガソリン車かディーゼル車かを選べばいいだろう。(写真:花村英典)
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30/30(写真:花村英典)

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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