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2/19ポルシェのピュアEV「タイカンGTS」は、タイカンのラインナップにおいて「4S」と「ターボ」の間に位置するグレード。2021年11月に日本導入が発表された。
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3/19これまで「GTS」のグレード名は、ラインナップのなかで主に熱い走りをイメージさせるモデルに用いられてきた。そのルーツは1960年代のレーシングマシン、「904カレラGTS」にさかのぼる。
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4/19左右のフロントフェンダーに充電ポートを設置。右側(写真)が普通充電、左側が急速充電(CHAdeMO)に対応する。ポルシェ正規販売店に導入される出力150kWの急速充電器ポルシェターボチャージャーを使用すると、10分の充電で約100km分の走行が可能になるという。
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5/19電子制御式の可変減衰力ダンパー「PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)」を含むアダプティブエアサスペンションは、大径タイヤを標準で履く「GTS」グレード専用となるチューンが施されている。
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6/19タイカンで追加コストを必要としないスタンダードな外装色は「ホワイト」と「ブラック」のシンプルな2色のみ。写真の「カーマインレッド」は39万6000円の有償色となる。
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7/19メカニカルスイッチを極力排したシンプルなインテリアの基本デザインは、他の「タイカン」に準じたもの。「GTS」グレードには、ダッシュボード中央のストップウオッチを含む「スポーツクロノパッケージ」が標準装備される。
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8/19バリアブルライトトランスミッション付きの固定式「パノラマルーフ」は、2022年6月以降のモデルでオーダーできるようになった84万円のオプションアイテム。可変セグメントの照度をリアルタイムで個別に調節できる。
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9/19「タイカンGTS」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4963×1966×1381mm、ホイールベースは2900mm。車重は2370kgと発表されている。
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10/19「GTマルチファンクションスポーツステアリングホイール」に備わるダイヤルで、「レンジ」「ノーマル」「スポーツ」「スポーツプラス」「インディビジュアル」の5つから任意に走行モードを選択できる。他の「タイカン」に比べ、スポーツモードはより一層ダイナミックな設定になっているという。ステアリングパドルは備わらない。
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11/19ダッシュボード中央に組み込まれた10.9インチタッチスクリーンディスプレイで、ナビやオーディオ、車両設定などの各種操作が行える。写真はバッテリーの使用状況や走行可能距離を表示する「トリップ」の画面。
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12/19フロントボンネット下に容量84リッターのラゲッジスペースを設置。左右の上部に工具やけん引フックが整然と収められている。
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13/19シルキーブラック仕上げの21インチ「RS Spyder Design」ホイール。今回の試乗車にはフロントが265/35ZR21、リアが305/30ZR21サイズの「ピレリPゼロELECT」タイヤが装着されていた。
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14/19インテリアにおいては、ブラックのマイクロファイバー素材「Race-Tex」を広範囲に使用。18wayの電動調整機構が備わる「アダプティブスポーツシート」を標準で装備する。
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15/19「タイカン」は後席が2座のセパレート式となる4人乗り仕様が標準。シートバックには60:40の分割可倒機構が備わっている。赤いシートベルトは「GTSインテリアパッケージ」(カーマインレッド)に含まれるアイテム。
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16/19リアの独立したラゲッジスペースの容量は407リッター。キーを持っていればバンパー下に足をかざすだけでトランクリッドが開く、オートマチックテールゲートが標準で装備されている。
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17/19「タイカンGTS」は前後車軸に各1基のモーターを搭載した4WDパワートレインを搭載。最高出力は598PS(ローンチコントロール使用時)で、0-100km/h加速タイム3.7秒、最高速250km/hを誇るパフォーマンスと、一充電あたりの航続可能距離が504km(WLTPモード)というバランスのとれた走行性能がセリングポイントだ。
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18/19ポルシェ・タイカンGTS
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河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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