-
1/18
-
2/182023年9月14日にマツダが発表した新型ロータリーエンジン搭載のプラグインハイブリッドモデル「マツダMX-30 Rotary-EV(ロータリーEV)」。同年11月の発売を予定している。
-
3/18「8C」型と呼ばれる新開発の1ローターエンジンは、排気量830ccで最高出力72PS/4500rpm、最大トルク112N・m/4500rpmを発生。同程度の出力を有するレシプロエンジンに比べ、コンパクトなサイズが特徴だ。
-
4/18マツダは1ローターの「8C」型ロータリーエンジンを、高出力モーターとジェネレーターの同軸上に配置するプラグインハイブリッドシステムを開発。ロータリーエンジンは発電機としてのみ用いられるが、市販車にロータリーエンジンが採用されるのは「RX-8」以来、じつに11年ぶりとなる。
-
5/18「MX-30」プログラムを率いている主査の上藤和佳子さん。技術本部車両技術部・塗装技術グループ、車両先行技術グループ主幹を経て、2021年4月から現職。父親もマツダに勤務していたという親子2代にわたる生粋のマツダ人である。
-
マツダ MX-30 の中古車webCG中古車検索
-
6/18「MX-30ロータリーEV」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4395×1795×1595mm、ホイールベースは2655mm。車両重量は1780kgとなる。
-
7/18容量17.8kWhのリチウムイオン電池による一充電あたり航続距離は107km(WLTCモード)。燃料を満タンにした「MX-30ロータリーEV」の走行可能距離は、車内の検証データで700km以上になるという。
-
8/18「MX-30 EVモデル」のバッテリー。写真左が車両の前方に位置する。「MX-30ロータリーEV」では、後部の2階建てになっているバッテリー搭載部分が容量50リッターのガソリンタンクに置き換わる。
-
9/18「マツダが行った独自のお客さま調査で、一日の走行距離は9割以上の方が100km以下であると分かりました。EV走行距離はそこから設定し、さらに休日などには航続距離を気にせずに遠出していただけるように、あえて50リッターという大きめの燃料タンクを用意することにしました」と上藤さんは述べた。
-
10/18右リアフェンダーに備わる給電口。急速充電用(右側)と普通充電用(左側)が並ぶ。ガソリンの給油口は左リアフェンダーに設置される。
-
11/18「MX-30 EVモデル」の透視図。駆動用モーターはフロントボンネット内の進行方向右側に設置される。この透視図からでもその横にある大きなスペースが確認できる。
-
12/18「MX-30ロータリーEV」の透視図。同軸上に配置された「8C」型ロータリーエンジンと高出力モーター、ジェネレーターが横置きされ、ボンネット内にぴったりとおさめられている。「MX-30 EVモデル」で2階建てバッテリーが置かれる後部座席下のスペースには、そのバッテリーの代わりに50リッターの燃料タンクが備わる。
-
13/18パワートレイン開発本部ロータリーエンジン(8C)主査の富澤和廣さん。「史上最高のロータリーエンジンにしようと考え、量産ロータリーエンジンの市販開始以降で初めてゼロベースで設計をし直しています。新しいロータリーは最初のA系とも、その次の13B型ともちがうディメンションなので、新たにCという型式名を与えました」と新型ユニットを紹介した。
-
14/18新型ロータリーエンジンは1ローター仕様で、排気量は830cc。その型式は「8C」で、排気量982ccの「10A」、同1146ccの「12A」、同1308ccの「13B」とされてきた歴代のネーミングルールが守られている。13B型ロータリーエンジンに対して、ローターの回転中心から三角形の頂点を結んだ距離である創成半径は105mmから120mmに拡大している。
-
15/18「13B」型よりもひとまわり大きな「8C」型エンジンのローター。8C型にはロータリーエンジン初の直噴技術や、1967年に登場した「コスモスポーツ」以来となるサイドハウジングのアルミ化など、さまざまな技術が盛り込まれている。
-
16/18特別仕様車「エディションR」のキーフォブは、同車専用のアイテム。チーフデザイナーの松田陽一さん(写真)は「今回の『8C』型に使われるローターの曲面とアペックスシール部分の形状を、キーフォブでも再現しました。ちょうどこの部分です」とこだわりのデザインを説明。
-
17/18ルーフサイドの差し色に、マツダ初の乗用車「R360クーペ」のルーフ色をモチーフとした「マローンルージュメタリック」が用いられている「MX-30ロータリーEV」の特別仕様車「エディションR」。ホイールはリム部分に段差がある新デザインのアイテムで、走行中の空気抵抗を低減する効果が認められるという。
-
18/18電動調整とヒーター機能が備わる特別仕様車「エディションR」のフロントシート。左右のヘッドレストには、ロータリーエンジンをモチーフとしたデザインやロゴが入っている。「エディションR」の車両本体価格は491万7000円。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
マツダ MX-30 の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
トヨタRAV4 Z(4WD/CVT)【試乗記】 2026.6.17 「RAV4」は世界で年間100万台以上が販売されるトヨタ屈指の売れ筋モデルゆえに、最新の技術や装備がこれでもかと詰め込まれている。販売拡大が見込まれるプラグインハイブリッド車にそれが顕著だ。「Z」グレードの仕上がりをリポートする。
-
ホンダZR-V e:HEVクロスツーリング(4WD/CVT)【試乗記】 2026.6.16 「ホンダZR-V」といえば、スポーティーな走りが魅力のコンパクトSUVだが……人気ジャンルの一台にもかかわらず、その存在感はちょっと薄めだ。今回の一部改良でアピールを強めることはできたのか? 特別仕様車「クロスツーリング」に試乗して確かめた。
-
ホンダ・スーパーONE(FWD)【試乗記】 2026.6.15 ホンダからアグレッシブなキャラクターの新型電気自動車(BEV)「スーパーONE」が登場。往年の「シティ ターボII」を思わせるコンパクトなBEVは、先達(せんだつ)に負けない刺激を持ち合わせているのか? 気になる走りを、箱根のワインディングロードで確かめた。
-
ディフェンダー110ハードトップX-DYNAMIC SE D350(4WD/8AT)【試乗記】 2026.6.13 写真を見ていつもの「ディフェンダー」とはどこか違うと思われた方は鋭い。このクルマは1ナンバー、つまり商用車登録の「ディフェンダー・ハードトップ」である。全長約5mのボディーに備わるシートは前の2座のみ。広大な荷室を使いこなす生活を思い描いてみた。
-
キャデラックCT5スポーツ(4WD/10AT)【試乗記】 2026.6.12 アメリカのプレミアムブランド、キャデラックが擁する4ドアセダン「CT5」。その最新モデルに試乗する機会を得た。今や“上質な4ドア”というだけでも貴重な存在だが、さらにCT5には、ジャーマンスリーとは趣の異なる個性が確かに宿っていた。
新着記事
-
NEW
これがスバルの生存戦略! 最新BEV「トレイルシーカー」の工場にみる日本メーカーの生きる道
2026.6.19デイリーコラム話題の最新BEV「スバル・トレイルシーカー」「トヨタbZ4Xツーリング」を生産する、スバルの矢島工場を見学。高度な混流生産を可能にした彼らの独自技術と、その狙いとは? 市場の変化をチャンスに変える、生き残りをかけたスバルの技術革新をリポートする。 -
NEW
KTM 390 SMC R(6MT)
2026.6.19JAIA輸入二輪車試乗会2026KTMがラインナップするスーパーモト「390 SMC R」に試乗! スーパーモトといえば俊敏性が命の“かっ飛びマシン”の宝庫だが、オーストリアの雄が擁する一台は、刺激的でありながら疲れすぎることのない、絶妙なあんばいのモーターサイクルに仕上がっていた。 -
NEW
第873回:ウエット路面に強み ミシュランの新タイヤ「パイロットスポーツ5エナジー」と「プライマシー5エナジー」を試す
2026.6.19エディターから一言2026年1月29日に導入が発表されたミシュランの新製品「パイロットスポーツ5エナジー」と「プライマシー5エナジー」。これまでの特徴に加え、低燃費性能や耐摩耗性、ウエットグリップ性能のアップをうたう両モデルの走りを、クローズドコースで確かめた。 -
中東の戦闘終結で一段落? 各国の“危機的ガソリン価格”を振り返る
2026.6.18デイリーコラムアメリカ・イラン間で戦闘終結に向けた合意が2026年6月15日に成立。今後、原油をはじめ流通と物価の落ち着きを期待したいところだが……。各国のガソリン価格はどこまで高騰したのか、同年5月の危機的状況を振り返ってみよう。 -
シボレー・コルベットZ06コンバーチブル3LZ(MR/8AT)【試乗記】
2026.6.18試乗記ルマンウイナーのパフォーマンスを、爽快なオープンエアで満喫! レース直系のV8エンジンと、圧倒的なシャシー性能が自慢の「シボレー・コルベットZ06コンバーチブル」に試乗。広く門戸が開かれた、アメリカンスーパースポーツの魅力の一端に触れた。 -
第966回:フェラーリ・ルーチェ 地元イタリアで一般人はこう見た&大矢的こころ
2026.6.18マッキナ あらモーダ!その斬新すぎるデザインで物議を醸している、フェラーリ初の量産電気自動車「ルーチェ」。このクルマは、おひざ元のイタリアではどのように受け止められているのか? かの地において自動車史と自動車文化をつぶさに見てきた大矢アキオがリポートする。





























