-
1/16デビューから8年にして、過去最大の大幅改良を受けたND型「マツダ・ロードスター」。先代のNC型は10年にわたり販売されたので、ND型も後2年は頑張ってくれるかも。
-
2/16フロントグリルに備わる「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」のミリ波レーダー。これまではミリ波レーダーは車両中央に備える必要があったのだが、電気・電子プラットフォームの刷新により、左右にずらして搭載しても十分な精度を出すことが可能に。これにより、設計的にもデザイン的にも搭載スペースの限られていた「ロードスター」でも、レーダーを積むことが可能となった。
-
3/16改良モデルでは、インフォテインメントシステムの刷新に伴い、センターディスプレイを8.8インチ化。「コネクティッドサービス」も利用可能となっている。
-
4/16新グレードの「SレザーパッケージVセレクション」。タンカラーのインテリアとベージュのインシュレーター付きソフトトップ、ナッパレザーのシートを備えた、クラシックなイメージの上級グレードだ。
-
5/16「SレザーパッケージVセレクション」のインストゥルメントパネルまわり。改良型「ロードスター」では、上級グレードのセンターコンソールを革巻きにしたり、速度計を液晶表示としたメーターパネルを使用したりと、内装にも手が加えられている。
-
マツダ の中古車webCG中古車検索
-
6/16走り関連の“目玉”装備/機能である「アシンメトリックLSD」と「DSC-TRACK」は、ともにサーキット走行などで力を発揮するものだ。写真はモータースポーツのベース車両である「NR-A」。もちろん改良後のモデルにも設定される。
-
7/16「アシンメトリックLSD」とは既存の円すいクラッチ型LSDにカム機構を追加したもの。加速側と減速側とでカム角が異なっており、加速・減速の双方において、最適な差動制限力を発生することができる。
-
8/16DSC(ダイナミック・スタビリティー・コントロール)に追加される、「DSC-TRACK」モードのオン/オフスイッチ(スイッチパネルの上段右)。このモードではDSCの介入が大幅に抑えられ、車両が危険なスピン挙動に陥った場合にのみ、制御が介入する。
-
9/16「DSC-TRACK」の開発に際し、マツダはロードスターのワンメイクレース「パーティレース」にて賞典外で試作車を走らせ、実戦を通してその作動特性を検証したという。
-
10/16今回の改良では電動パワーステアリングの制御も変更。より緻密な操舵応答性とフィードバックが追求されている。
-
11/16電動パワーステアリングやスロットルなどの制御の高度化には、電気・電子プラットフォームの刷新が大きく寄与しているという。
-
12/162022年1月に発売され、大変な人気を博した特別仕様車「990S」。最軽量グレード「S」をベースにバネ下を軽量化。さらに足まわりやブレーキ、エンジン制御などにも独自の改良が加えられていた。
-
13/16齋藤茂樹氏のオススメは、ずばり「S」グレード。今回の改良の目玉である「アシンメトリックLSD」も装備されない、最もベーシックで最も軽いグレードだ。
-
14/16「990S」のオーナー(筆者の鈴木ケンイチ氏)もうらやんだ、改良型のシャープなLEDヘッドランプ。ポジションランプもバンパーの両端からヘッドランプ内に移設されている。
-
15/16ストリートで軽快な走りを楽しむ層から、サーキットをがっつり走り込む層まで、幅広いファンを抱える「マツダ・ロードスター」。だからこそ今回の改良は、サーキット派の留飲が下がるものとしつつ、普段使いでの“気持ちよさ”も高めるものとなったのだろう。人気者は大変なのだ。
-
16/16

鈴木 ケンイチ
1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく”“深く”説明することをモットーにする。
マツダ の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
病院で出会った天使に感謝 今尾直樹の私的10大ニュース2025NEW 2025.12.24 旧車にも新車にも感動した2025年。思いもかけぬことから電気自動車の未来に不安を覚えた2025年。病院で出会った天使に「人生捨てたもんじゃない」と思った2025年。そしてあらためてトヨタのすごさを思い知った2025年。今尾直樹が私的10大ニュースを発表!
-
クルマ泥棒を撲滅できるか!? トヨタとKINTOの新セキュリティーシステムにかかる期待と課題 2025.12.22 横行する車両盗難を根絶すべく、新たなセキュリティーシステムを提案するトヨタとKINTO。満を持して発売されたそれらのアイテムは、われわれの愛車を確実に守ってくれるのか? 注目すべき機能と課題についてリポートする。
-
EUが2035年のエンジン車禁止を撤回 聞こえてくる「これまでの苦労はいったい何?」 2025.12.19 欧州連合(EU)欧州委員会が、2035年からのEU域内におけるエンジン車の原則販売禁止計画を撤回。EUの完全BEVシフト崩壊の背景には、何があったのか。欧州自動車メーカーの動きや市場の反応を交えて、イタリアから大矢アキオが報告する。
-
次期型はあるんですか? 「三菱デリカD:5」の未来を開発責任者に聞いた 2025.12.18 デビューから19年がたとうとしている「三菱デリカD:5」が、またしても一部改良。三菱のご長寿モデルは、このまま延命措置を繰り返してフェードアウトしていくのか? それともちゃんと次期型は存在するのか? 開発責任者に話を聞いた。
-
人気なのになぜ? 「アルピーヌA110」が生産終了になる不思議 2025.12.17 現行型「アルピーヌA110」のモデルライフが間もなく終わる。(比較的)手ごろな価格やあつかいやすいサイズ&パワーなどで愛され、このカテゴリーとして人気の部類に入るはずだが、生産が終わってしまうのはなぜだろうか。
新着記事
-
NEW
レクサスRZ350e(FWD)/RZ550e(4WD)/RZ600e(4WD)【試乗記】
2025.12.24試乗記「レクサスRZ」のマイナーチェンジモデルが登場。その改良幅は生半可なレベルではなく、電池やモーターをはじめとした電気自動車としての主要コンポーネンツをごっそりと入れ替えての出直しだ。サーキットと一般道での印象をリポートする。 -
NEW
病院で出会った天使に感謝 今尾直樹の私的10大ニュース2025
2025.12.24デイリーコラム旧車にも新車にも感動した2025年。思いもかけぬことから電気自動車の未来に不安を覚えた2025年。病院で出会った天使に「人生捨てたもんじゃない」と思った2025年。そしてあらためてトヨタのすごさを思い知った2025年。今尾直樹が私的10大ニュースを発表! -
NEW
第97回:僕たちはいつからマツダのコンセプトカーに冷めてしまったのか
2025.12.24カーデザイン曼荼羅2台のコンセプトモデルを通し、いよいよ未来の「魂動デザイン」を見せてくれたマツダ。しかしイマイチ、私たちは以前のようには興奮できないのである。あまりに美しいマツダのショーカーに、私たちが冷めてしまった理由とは? カーデザインの識者と考えた。 -
ホンダ・ヴェゼルe:HEV RS(FF)【試乗記】
2025.12.23試乗記ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」に新グレードの「RS」が登場。スポーティーなモデルにのみ与えられてきたホンダ伝統のネーミングだが、果たしてその仕上がりはどうか。FWDモデルの仕上がりをリポートする。 -
同じプラットフォームでも、車種ごとに乗り味が違うのはなぜか?
2025.12.23あの多田哲哉のクルマQ&A同じプラットフォームを使って開発したクルマ同士でも、車種ごとに乗り味や運転感覚が異なるのはなぜか? その違いを決定づける要素について、トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
クルマ泥棒を撲滅できるか!? トヨタとKINTOの新セキュリティーシステムにかかる期待と課題
2025.12.22デイリーコラム横行する車両盗難を根絶すべく、新たなセキュリティーシステムを提案するトヨタとKINTO。満を持して発売されたそれらのアイテムは、われわれの愛車を確実に守ってくれるのか? 注目すべき機能と課題についてリポートする。






























