-
1/122023年1月31日(現地時間)にマツダの北米事業を統括するマツダノースアメリカンオペレーションズが発表した、新しい3列シートのミッドサイズクロスオーバーSUV「マツダCX-90」。「CX-60」と同じく、エンジン縦置きの新開発プラットフォームを採用している。
-
2/12「CX-90」は、2022年に発表された「CX-60」に続く「走る歓(よろこ)び」と「環境安全性能」を大幅に進化させたというラージ商品群の第2弾。マツダの新たなフラッグシップモデルとして、北米市場で販売されている。3万9595ドル(邦貨換算で約564万円)がスターティングプライスとなる。
-
3/12ワイドボディーによる余裕ある空間、天然素材を用いて細部にまでこだわり抜いたたデザインと質感が「CX-90」のインテリアにおける特徴。ダッシュボードまわりの基本デザインは「CX-60」と同じで、ドアパネルに至る連続感のあるデザインが目を引く。3人掛けとなる3列目シートには専用の空調吹き出し口が設定されている。
-
4/122022年4月に発表されたマツダの新しいSUV「CX-60」。内外装の意匠はマツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」をさらに進化させたもので、自然と調和する日本人の感性を生かしたタフさと緻密さを、その骨格や空間構成から表現しているという。
-
5/12北米で発売される「CX-90」のボディーサイズは全長が200.8インチ(約5100mm)、全幅が84.9インチ(約2156mm)、全高が68.2インチ(約1732mm)で、ホイールベースが122.8インチ(約3119mm)と発表されている。
-
マツダ の中古車webCG中古車検索
-
6/12「CX-60」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4740×1890×1685mm、ホイールベース=2870mmで、エンジン縦置きの新開発プラットフォームが採用されている。
-
7/12水平基調のダッシュボードや木目調パネル(最上級の「プレミアムモダン」は本木目)で落ち着いた雰囲気が演出された「CX-60」のインストゥルメントパネル。
-
8/12ピュアホワイトのナッパレザーシートと、同色の「ルーセントクロス」がダッシュボードに用いられた「CX-60プレミアムモダン」グレードのインテリア。
-
9/123列シートレイアウトを採用するSUVとして2017年9月に登場した「CX-8」。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4900×1840×1730mmで、全幅は「CX-5」と同じだが、全長が355mm長くなっている。
-
10/122023年12月で生産を終了するとアナウンスされている「CX-8」のキャビン。2列目がセパレートタイプの6人乗り(写真)のほか、ベンチタイプの7人乗りも設定していた。
-
11/12米国アラバマ州ハンツビルに建設されたトヨタ自動車との合弁工場で生産される「CX-50」。「マツダ3」や「CX-30」と同じエンジン横置きのプラットフォームが使用される2列シートのSUVだ。「CX-5」の少し上で、「CX-90」の下というポジショニングとされる。
-
12/12日本に導入される「CX-80」は、北米で販売される「CX-90」(写真)のナローボディー版といわれている。2023年現在北米では、CX-90に加えて「CX-30」「CX-5」「CX-50」の3種類のSUVがラインナップされている。

玉川 ニコ
自動車ライター。外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、自動車出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。愛車は「スバル・レヴォーグSTI Sport R EX Black Interior Selection」。
マツダ の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
トランプも真っ青の最高税率40% 日本に輸入車関税があった時代NEW 2025.9.17 トランプ大統領の就任以来、世間を騒がせている関税だが、かつては日本も輸入車に関税を課していた。しかも小型車では最高40%という高い税率だったのだ。当時の具体的な車両価格や輸入車関税撤廃(1978年)までの一連を紹介する。
-
スズキが未来の技術戦略を発表! “身近なクルマ”にこだわるメーカーが示した問題提起 2025.9.15 スズキが、劇的な車両の軽量化をかなえる「Sライト」や、次世代パワートレインなどの開発状況を発表。未来の自動車はどうあるべきか? どうすれば、生活に寄りそうクルマを提供し続けられるのか? 彼らの示した問題提起と、“身近なクルマ”の未来を考える。
-
新型スーパーカー「フェノメノ」に見る“ランボルギーニの今とこれから” 2025.9.12 新型スーパーカー「フェノメノ」の発表会で、旧知の仲でもあるランボルギーニのトップ4とモータージャーナリスト西川 淳が会談。特別な場だからこそ聞けた、“つくり手の思い”や同ブランドの今後の商品戦略を報告する。
-
オヤジ世代は感涙!? 新型「ホンダ・プレリュード」にまつわるアレやコレ 2025.9.11 何かと話題の新型「ホンダ・プレリュード」。24年の時を経た登場までには、ホンダの社内でもアレやコレやがあったもよう。ここではクルマの本筋からは少し離れて、開発時のこぼれ話や正式リリースにあたって耳にしたエピソードをいくつか。
-
「日産GT-R」が生産終了 18年のモデルライフを支えた“人の力” 2025.9.10 2025年8月26日に「日産GT-R」の最後の一台が栃木工場を後にした。圧倒的な速さや独自のメカニズム、デビュー当初の異例の低価格など、18年ものモデルライフでありながら、話題には事欠かなかった。GT-Rを支えた人々の物語をお届けする。
新着記事
-
NEW
スズキeビターラ
2025.9.17画像・写真スズキの電動化戦略の嚆矢(こうし)となる、新型電気自動車(BEV)「eビターラ」。小柄でありながら力強いデザインが特徴で、またBセグメントのBEVとしては貴重な4WDの設定もポイントだ。日本発表会の会場から、その詳細な姿を写真で紹介する。 -
NEW
第844回:「ホンダらしさ」はここで生まれる ホンダの四輪開発拠点を見学
2025.9.17エディターから一言栃木県にあるホンダの四輪開発センターに潜入。屋内全天候型全方位衝突実験施設と四輪ダイナミクス性能評価用のドライビングシミュレーターで、現代の自動車開発の最先端と、ホンダらしいクルマが生まれる現場を体験した。 -
NEW
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】
2025.9.17試乗記最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。 -
NEW
第85回:ステランティスの3兄弟を総括する(その3) ―「ジープ・アベンジャー」にただよう“コレジャナイ感”の正体―
2025.9.17カーデザイン曼荼羅ステランティスの将来を占う、コンパクトSUV 3兄弟のデザインを大考察! 最終回のお題は「ジープ・アベンジャー」だ。3兄弟のなかでもとくに影が薄いと言わざるを得ない一台だが、それはなぜか? ただよう“コレジャナイ感”の正体とは? 有識者と考えた。 -
NEW
トランプも真っ青の最高税率40% 日本に輸入車関税があった時代
2025.9.17デイリーコラムトランプ大統領の就任以来、世間を騒がせている関税だが、かつては日本も輸入車に関税を課していた。しかも小型車では最高40%という高い税率だったのだ。当時の具体的な車両価格や輸入車関税撤廃(1978年)までの一連を紹介する。 -
内燃機関を持たないEVに必要な「冷やす技術」とは何か?
2025.9.16あの多田哲哉のクルマQ&Aエンジンが搭載されていない電気自動車でも、冷却のメカニズムが必要なのはなぜか? どんなところをどのような仕組みで冷やすのか、元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんに聞いた。