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2/21新生「クラウン」シリーズの第3弾として登場した「クラウン セダン」。一見ハッチバックボディーのようだが、独立したトランクを持つ、れっきとした4ドアセダンだ。
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3/21ラインナップは上級仕様「Z」のモノグレード構成で、2.5リッターハイブリッド車とFCEVの2モデルが用意される。価格は前者が730万円、後者が830万円だ。
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4/21内装色は写真のブラックが標準で、オプションでミッドブラウンも用意。ナビ機能付きのディスプレイオーディオや、「ナノイーX」機能付きの3座独立オートエアコン、14スピーカーと8chオーディオアンプからなるプレミアムサウンドシステムなどが標準で装備される。
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5/21シートの仕様は全車共通で、電動調整機構やシートヒーターなどを標準で装備。表皮にはプレミアムナッパレザーが採用される。
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6/21車両骨格にはFRベースの大型車用プラットフォーム「GA-L」を採用。足まわりには、路面状況やカーナビゲーションの情報をもとに減衰力を自動調整する電子制御サスペンション「NAVI・AI-AVS」が装備される。
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7/213000mmものホイールベースを持つクルマだけに、後席もゆとりは十分。電動リクライニング機能や、降車時リクライニングサポート機能、収納付きのフットレストなどが装備される。
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8/21センターディスプレイに備わる「空気清浄メーター」表示。空気を取り込み、水だけを排出するFCEVには、走りながら空気を浄化する効果があるのだ。
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9/21試乗車はオプションの「ブラックパッケージ」装着車で、足もとには標準設定の19インチホイールと235/55R19サイズのタイヤではなく、ブラック塗装の20インチホイールと245/45ZR20サイズのタイヤが装着されていた。
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10/21燃料電池システムはフロントに搭載。シルバーの四角いカバーの右側(写真向かって左)には、災害時などに用いる外部給電ポートが備わっており、水素が満充填の状態なら、一般家庭にして約4日分の電気を供給できる。
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11/21ダッシュボード右端のスイッチパネルには、任意のタイミングで排水管にたまった水を捨てられる「ウオーターリリーススイッチ(H2Oスイッチ)」が備わっている。
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12/21最高出力128kW(174PS)の燃料電池システムに加え、リアには回生ブレーキで充電する駆動用バッテリーも搭載。高負荷走行時には、そちらからもモーターに電気が供給される。
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13/21ドライブモードは「REAR COMFORT」「ECO」「NORMAL」「SPORT」「CUSTOM」の全5種類。センターコンソールのスイッチで切り替える。
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14/21ショーファーカーとしての使用も想定された「クラウン セダン」には、後席側から助手席のシートポジションを動かせる「助手席肩口パワーシートスイッチ」が標準で備わっている。
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15/21荷室容量はハイブリッド車より50リッター少ない400リッター(社内測定値)。9.5インチゴルフバッグを2個積むことができる。
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16/21日本国内の水素ステーションの数は、2023年12月7日現在で161カ所。インフラのさらなる拡充のためにも、乗用FCEVの拡販に期待したい。
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17/21トヨタ・クラウン セダンZ<FCEV>
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石井 昌道
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