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2/162023年7月に発表された「BMW CE 02」。その独創的なスタイルから、BMWは同車を「eモーターサイクルでもeスクーターでもない、新しい都市向け電動ビークル『eパルクーラー』」と表している。
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3/16「eパルクーラー」という製品コンセプトは、街や森などで自由にスタートとゴールを決め、走ったり跳んだり登ったりしてゴールを目指すフランス発祥のスポーツ「パルクール」に由来するものだ。
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4/1648Vの電動パワートレインは、モーター、バッテリーともに空冷式。11kWモデルのバッテリー容量は3.92kWhで、一充電走行距離は約90kmと公称されている(WMTCモード)。
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5/16「CE 02」は、車両骨格にねじり剛性の高い鋼管製のダブルループフレームを採用。フロントにはφ37mmの倒立テレスコピックフォークを、リアには鋳造アルミ製の片持ちスイングアームとダイレクトピボット式のショックアブソーバーを組み合わせる。
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6/16計器類の役割を担う3.5インチのTFTディスプレイ。車速やバッテリー残量などの情報が表示される。
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7/16左のスイッチボックスには、モーターの力で車体を後退させるリバース機能のスイッチを配置。制御ひとつでモーターを逆回転させられる、電動バイクならではの便利機能だ。
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8/16コンパクトで軽量な車体とトルクフルなモーターの特性で、走りは軽快そのもの。ギアチェンジの手間もなければ、エンストの心配もない。
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9/16フラットなシートの形状はスケートボードをモチーフにしたとのこと。シート高は全車共通で750mmとなっており、オプションでコンフォートシート(写真)も用意されている。
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10/16タイヤサイズは、前が120/80-14、後ろが150/70-14。試乗車にはミシュランのスクーター/コミューター用タイヤが装着されていた。
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11/16気分が乗ってきたら、リアステップに足を乗せて前のめりに「CE 02」を走らせてもいい。実際、0-50km/h加速は3秒と実は俊足なのだ。
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12/16充電口は車体の左側に装備。充電に要する時間は0.9kW充電器で312分、1.5kW充電器で210分(25℃)……と公称されているが、電気事情が異なる日本に導入される場合、このあたりの数値がどうなるのかが気になる。
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13/16BMWモトラッドでは、電動バイクの管理やツーリングに便利なスマートフォン向けのアプリも用意。「ハイライン」仕様ならクレードルに装着したスマートフォンを、バイク側のスイッチで操作することもできる。
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14/16日本語の公式サイトも開設され、さまざまな情報が発信されている「BMW CE 02」。日本の公道で走る姿を見る日が楽しみだ。
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15/16BMW CE 02
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16/16「BMW CE 02」と筆者。

佐川 健太郎(ケニー佐川)
モーターサイクルジャーナリスト。広告出版会社、雑誌編集者を経て現在は二輪専門誌やウェブメディアで活躍。そのかたわら、ライディングスクールの講師を務めるなど安全運転普及にも注力する。国内外でのニューモデル試乗のほか、メーカーやディーラーのアドバイザーとしても活動中。(株)モト・マニアックス代表。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。
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