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2/232024年11月に発表された3代目「ポルシェ・パナメーラ」。まずは純エンジン車「パナメーラ/パナメーラ4」が発表され、追って2024年2月には、プラグインハイブリッドモデル「4 Eハイブリッド/4S Eハイブリッド」の詳細が明らかにされた。
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3/23デジタルとアナログを適度に組み合わせた操作インターフェイスや、ハンドルから手を離さずに各種操作を可能にするスイッチ類のレイアウトなど、インテリアの設計はポルシェ最新世代のコンセプトに準拠したもの。「パナメーラ」として初めて、10.9インチの助手席ディスプレイがオプション設定された。写真はベースグレード「パナメーラ」のもの。
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4/23灯火類にはカメラやナビゲーションのデータ、車速に基づいて照射を自動制御する新開発の「マトリックスLEDヘッドライト」を採用。オプションで左右合計6万5000個以上のLEDチップを用いた「HDマトリックスLEDヘッドライト」も用意される。
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5/23「パナメーラ」シリーズの開発責任者を務めるトーマス・フリームス氏(Dr. Thomas Friemuth)。
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6/23BEV「タイカン」などでおなじみの、縁なしの12.6インチフル液晶メーター。トグルスイッチ式のシフトセレクターなど、操作系もそれらのモデルにならったものとなった。
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7/23インテリアでは各部のマテリアルやカラーの設定を全面的に変更。「レーステックス」などのスポーティな素材とフェイクレザーを組み合わせた、レザーフリーの仕様も用意される。
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8/23ベースグレード「パナメーラ」の標準タイヤサイズは、前が265/45ZR19、後ろが295/40ZR19だが、試乗車はオプションで用意される21インチサイズのタイヤ&ホイールセットを装着。タイヤは「ミシュラン・パイロットスポーツS5」だった。
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9/23新型「パナメーラ」は足まわりに2チャンバー・2バルブ方式のエアサスペンションを標準装備。減衰特性の調整幅が拡大したほか、既存の3チャンバー式のエアサスペンションより、軽量化も果たしている。
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10/23モンテブランコサーキットを走る「パナメーラ ターボEハイブリッド」。現状における、3代目パナメーラのトップグレードである。
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11/23パワーユニットは4リッターV8ツインターボエンジンと1基のモーターの組み合わせ。モーターは永久磁石式同期型で、8段PDKと一体化して搭載される。
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12/23「ポルシェアクティブライドサスペンション」は、油圧ポンプによる制御機構を備えたダンパーとエアサスペンションを組み合わせたものだ。4輪の伸縮をアクティブに、瞬時に調整することが可能で、より緻密で幅広い姿勢制御を可能としたほか、スタビライザーを省いたり、エアサスをシングルチャンバー式にしたりと、機構の軽量化や高効率化にも寄与している。
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13/23タイヤサイズは前:275/40ZR20、後ろ:315/35ZR20が標準だが、試乗車には公道で乗ったベースグレードと同じく、オプションで用意される21インチのタイヤ&ホイールセットが装着されていた。「ターボEハイブリッド」にはサーキット走行向けのオプションとして「ピレリPゼロ コルサ」も用意されるが、試乗車のタイヤは「ミシュラン・パイロットスポーツS5」である。
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14/23足まわりでは新開発の電動ブレーキブースターの採用もトピック。特に「パナメーラ ターボEハイブリッド」では、摩擦ブレーキと回生ブレーキのよりスムーズな制御も実現した。効率化も追求しており、回生ブレーキは停止に至るまでエネルギー回生が可能となっている。
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15/23ラグジュアリースポーツサルーンを標榜(ひょうぼう)する新型「パナメーラ」では、後席の快適性も追求。シートレイアウトは後席がセパレート式の4人乗りが標準だが、ベンチ式の4+1仕様も選択可能となっている。
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16/23荷室容量は「パナメーラ/パナメーラ4」が494~1328リッター、「パナメーラ ターボEハイブリッド」が421~1255リッターだ。
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17/23スポーティネスとコンフォート性の両立のため、独自に複雑なアクティブサスペンションを開発したポルシェのこだわりに脱帽。この足まわりが日本の公道でどのようなふるまいを見せるのか、今から楽しみだ。
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18/23ポルシェ・パナメーラ
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21/23ポルシェ・パナメーラ ターボEハイブリッド
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藤野 太一
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