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2/222024年3月に発表されたアウディの新型BEV「Q6 e-tron」。ブランドの次世代戦略を担う重要なモデルであり、フォルクスワーゲン グループのなかでも最新の技術が盛り込まれている。
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3/22発表されているラインナップは3種類で、最高出力225kWのRWDモデル「Q6 e-tronパフォーマンス」、同285kWの4WDモデル「Q6 e-tronクワトロ」、同380kWの4WDモデル「SQ6 e-tron」(写真)が用意される。
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4/22マイクロダイナミックレザーのスポーツシートとレッドのステッチが目を引く、スポーティーな「SQ6 e-tron」のインテリア。
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5/22車内空間のデザインは操作のしやすさ、分かりやすさにも留意したもので、各所のコントロールパネルをグロスブラックで統一するなど、機能・役割に応じたゾーニングを行っている。車両の操作方法は既存のアウディ製BEVと同じで、センターコンソールのスタートスイッチで始動。スライド操作のシフトセレクターで前進/後退などを選択する。
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6/22ビルバオ空港内で行われたブリーフィングには、多くの開発者が参加した。写真向かって左から、デジタル技術や車載インターフェイスの開発を担当したステファン・グリルネーダー氏、プロダクトマネジャーのクリスチャン・ステインホースト氏、「PPE」のドライブユニット開発を担当したマーティン・ステマー氏。
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7/22「Q6 e-tron」は800Vの電動パワートレインを核とした、新開発の「PPE」プラットフォームを採用。モーターやコントロールユニット、リダクションギアなどが一体となったeアクスルは、ハンガリーのジェールで生産される。
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8/22バッテリーには三元系リチウム電池を採用。正極材の素材の比率はニッケル:マンガン:コバルト=8:1:1で、ニッケルの含有率を高めることで高いエネルギー密度を実現している。
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9/22「Q6 e-tron」は出力270kWまでの超急速充電に対応しているが、今回の試乗では、その恩恵にあずかる機会はなかった。
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10/22初日に試乗した「Q6 e-tronクワトロ」の「Sラインパッケージ」装着車。20基のスピーカーを備えたバング&オルフセンのオーディオも備わっており、優雅なドライブを楽しむことができた。
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11/223枚の大型ディスプレイが備わるインストゥルメントパネルまわりの眺めは、既存のアウディ車とは一線を画すものだ。
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12/22インテリアでは「ソフトラップ」と呼ばれるトリムをダッシュボードやドアインナーパネル、コンソールなどに採用。それと同色でコーディネートされるシートには、一部にリサイクル素材が用いられている。
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13/222899mmという長いホイールベースの恩恵で、リアシートのヒザまわりには十分なゆとりを確保。プロペラシャフトが不要なBEVなので、床面はフラットだ。
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14/22電子アーキテクチャーの「E3 1.2」は、インフォテインメントシステムだけでなく、走りに関わる電動パワートレインやドライブトレインも統合制御。高度な演算能力により、よりリニアでドライバーの意思に忠実なコントロール性を実現した。将来的には、自動運転システムの制御なども担っていくという。
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15/22「E3 1.2」には、車載コンピューターによる車両の統合制御だけでなく、車外のネットワークにもシームレスにつながり、オフボード(車外)計算を可能にするコネクテッド技術が搭載されている。今回の「Q6 e-tron」を皮切りに、他のモデルにも順次展開されていく予定だ。
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16/222日目に試乗した高性能版の「SQ6 e-tron」。「ブラックパッケージ」を採用した「デイトナグレーパールエフェクト」のボディーは、迫力満点だった。
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17/22リアのラゲッジスペースの容量は526リッター。後席は4:2:4の3分割可倒式で、これをたたむと最大で1529リッターの積載スペースが得られる。また、フロントにもボンネット下に64リッターのトランクが備わる。
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18/22前後のLEDランプユニットには、「MMIパノラマディスプレイ」によって切り替え可能な8種類のライトシグネチャー(点灯パターン)を用意。写真は三角停止版のようなデザインで光るリアのOLEDランプ。
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19/22試乗の合間に、ヘッドアップARディスプレイでスペースシップゲームを体験。操作はステアリングパドルで行う。助手席側の「MMIパッセンジャーディスプレイ」でも、ゲームなどさまざまなコンテンツが楽しめる。
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20/22アウディの次世代モデルの嚆矢(こうし)として、あるいは量販セグメントを担う新しい基幹車種として、並々ならぬ気合が感じられた「Q6 e-tron」。日本では1000万円台の価格設定を見込んでいるという。
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21/22アウディQ6 e-tron
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22/22アウディSQ6 e-tron

原 アキラ
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