-
1/21
-
2/21先代の登場から実に10年ぶりのフルモデルチェンジとなった第4世代のMINIは、「MINIの日(3月2日)」の前日にあたる2024年3月1日に日本導入が発表された。今回は車両本体価格465万円の「MINIクーパー3ドアS」に試乗した。
-
3/21これまで、各モデルの中間グレードに用いられたグレード名の「クーパー」が車名に昇格。最新世代のMINIでは、「MINIクーパー」がモデル名となる。
-
4/21アダプティブLEDヘッドランプは、「MINIクーパー」全車に共通する標準装備のアイテム。デイタイムランニングランプは、円形の「Classic」、上下の2本線の「Favoured」、その両方となる「John Cooper Works」の3種類から、点灯形状を選択できる。
-
5/21「MINIクーパー3ドアS」のボディーサイズは全長×全幅×全高=3875×1745×1455mm。BEVバージョンよりも全長は15mm長いが、全幅が10mm狭く、全高が5mm低い。ホイールベースは同じく30mm短い2495mm。
-
MINI MINI 3ドア の中古車webCG中古車検索
-
6/21これまで伝統的に用いられていたホイールアーチ部分のブラックモールは、内燃機関搭載モデルのみに採用。一見しただけでは見逃しがちだが、ウインドシールドとAピラーの傾斜もBEVバージョンとは異なっている。
-
7/21今回の試乗車では「ベスキンベージュ」と呼ばれる明るいインテリアカラーが選択されていた。写真の「ジョンクーパーワークスシート」は16万4000円の有償オプション「フェイバードトリム」に含まれる装備。
-
8/21「MINIクーパー3ドアS」のリアシートは2人掛けで、乗車定員は4人。5ドア車とは異なり、シートにスライド機構は備わらない。背もたれは60:40の分割可倒式。
-
9/21後席使用時の荷室容量は210リッター。この数値はBEVバージョンと同じだが、背もたれをすべて前方に倒した最大容量は、75リッター少ない725リッターとされている。荷室床面は2段階の高さ調整式。上段にセットすれば、倒した後席の背もたれと床面がほぼフラットになる。
-
10/21リサイクルポリエステルを用いた新素材が明るい印象をもたらすダッシュボード。その中心に、9.4インチサイズの有機ELディスプレイが置かれる。従来型から刷新されたコックピットの基本デザインは、BEVバージョンと共通。
-
11/21「GO-KART」「TIMELESS」「GREEN」という3つのドライブモードが用意される「MINIクーパー3ドアS」。写真は最もスポーティーなGO-KARTモードを選択したセンターディスプレイの様子。
-
12/21センターコンソールの操作パネルに、イグニッションスイッチやオーディオボタン、シフトセレクター、ドライブモード切り替えの「EXPERIENCE」スイッチなどを集約。
-
13/21ロックを解除しドアを開けると、ダッシュボードに組み込まれたアンビエントランプが光る。アンビエントランプの色は7種類のなかから自由に選択できる。
-
14/21ガソリンエンジンを搭載する「MINIクーパー」では、フロントグリルの中央を水平に横切るボディー同色のパートが、BEVバージョンよりも細い。その上下に開口部が設置されているのも、BEVバージョンにはない特徴だ。
-
15/21フロントに横置き搭載される2リッター直4ガソリンターボエンジンは最高出力204PS/5000rpm、最大トルク300N・m/1450-4500rpmを発生。7段DCTが組み合わされる。
-
16/21今回の試乗車は12万3000円の有償オプションアイテムとなる「18インチナイトフラッシュスポーク2トーン」ホイールを装着し、215/40R18サイズの「ピレリ・チントゥラートP7」タイヤを組み合わせていた。
-
17/21harman/kardon製HiFiラウドスピーカーシステムは、24万6000円の有償オプション「Mパッケージ」に含まれるアイテム。プライバシーガラスやシートの電動調整機能、インテリアカメラなどとセットになる。
-
18/21センターコンソールには、ワイヤレスチャージング内蔵の「スマートフォントレイ」やカップホルダー、ふた付きの小物入れ、USBソケット(Type-C×2個)が機能的に配置される。
-
19/217段DCTは、変速時にトルコン式ATのような滑らかさを披露。ハンドリングは一時の過激さは影を潜め、良路では穏やかな乗り心地も味わえた。それらを一言で表すのなら「機敏だが過敏にまでは至らず」である。
-
20/21MINIクーパー3ドアS
-
21/21

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
MINI MINI 3ドア の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダ・レブル250 SエディションE-Clutch(6MT)【レビュー】 2025.9.9 クラッチ操作はバイクにお任せ! ホンダ自慢の「E-Clutch」を搭載した「レブル250」に試乗。和製クルーザーの不動の人気モデルは、先進の自動クラッチシステムを得て、どんなマシンに進化したのか? まさに「鬼に金棒」な一台の走りを報告する。
-
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】 2025.9.8 「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。
-
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】 2025.9.6 空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。
-
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】 2025.9.4 24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。
-
ランボルギーニ・ウルスSE(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.3 ランボルギーニのスーパーSUV「ウルス」が「ウルスSE」へと進化。お化粧直しされたボディーの内部には、新設計のプラグインハイブリッドパワートレインが積まれているのだ。システム最高出力800PSの一端を味わってみた。
新着記事
-
NEW
思考するドライバー 山野哲也の“目”――BMW M5編
2025.9.11webCG Moviesシステム最高出力727PS、システム最大トルク1000N・mという新型「BMW M5」に試乗した、レーシングドライバー山野哲也。規格外のスペックを誇る、スーパーセダンの走りをどう評価する? -
NEW
日々の暮らしに寄り添う新型軽BEV 写真で見る「ホンダN-ONE e:」
2025.9.11画像・写真ホンダの軽電気自動車の第2弾「N-ONE e:(エヌワンイー)」の国内販売がいよいよスタート。シンプルさを極めた内外装に、普段使いには十分な航続可能距離、そして充実の安全装備と、ホンダらしい「ちょうどいい」が詰まったニューモデルだ。その姿を写真で紹介する。 -
NEW
オヤジ世代は感涙!? 新型「ホンダ・プレリュード」にまつわるアレやコレ
2025.9.11デイリーコラム何かと話題の新型「ホンダ・プレリュード」。24年の時を経た登場までには、ホンダの社内でもアレやコレやがあったもよう。ここではクルマの本筋からは少し離れて、開発時のこぼれ話や正式リリースにあたって耳にしたエピソードをいくつか。 -
NEW
ポルシェ911カレラT(前編)
2025.9.11谷口信輝の新車試乗製品の先鋭化に意欲的なポルシェが、あえてピュアな楽しさにこだわったというモデル「ポルシェ911カレラT」。さらなる改良を加えた最新型を走らせた谷口信輝は、その仕上がりにどんなことを思ったか? -
NEW
第927回:ちがうんだってば! 「日本仕様」を理解してもらう難しさ
2025.9.11マッキナ あらモーダ!欧州で大いに勘違いされている、日本というマーケットの特性や日本人の好み。かの地のメーカーやクリエイターがよかれと思って用意した製品が、“コレジャナイ感”を漂わすこととなるのはなぜか? イタリア在住の記者が、思い出のエピソードを振り返る。 -
トヨタ・カローラ クロスZ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.9.10試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジモデルが登場。一目で分かるのはデザイン変更だが、真に注目すべきはその乗り味の進化だ。特に初期型オーナーは「まさかここまで」と驚くに違いない。最上級グレード「Z」の4WDモデルを試す。