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2/14世界的なアドベンチャーバイクのブームもあって、今やドゥカティで最も売れるモデルに成長した「ムルティストラーダV4」シリーズ。今回の大幅改良モデルは、2024年9月に発表された。
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3/14従来型からやや趣が変わったフロントまわり。報道資料にいわく、スーパースポーツの新型「パニガーレV4」のイメージに近づけたという。
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4/14排気量1158ccの水冷4ストロークV型4気筒エンジン。今回の改良により、走行中にも気筒休止機構が作動するようになり、燃料消費量と排出ガスの量を従来モデル比で約6%削減している。
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5/14「ムルティストラーダV4」には「オートマチック・ロワリング・デバイス」が備わっており、停車時および減速して車速が10km/h以下になると、車高を30mm下げてライダーの足つきをサポートしてくれる。車両が発進して車速が50km/hを超えると、車高は元に戻る。
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6/14今回の改良では、ライディングモードに「ウエット」を追加。これにより、走行モードは「スポーツ/ツーリング/アーバン/ウエット/エンデューロ」の5種類となった。
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7/14ブレーキ関連では、リアに新しいキャリパーとφ280mmのディスクローターを採用。発熱を抑え、制動力を高めている。
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8/14電子制御システムでは「ドゥカティ・ビークル・オブザーバー」(DVO)と呼ばれるプログラムの採用もトピック。バイクの運動量や車体にかかる入力などを推定し、慣性ユニットから得られるデータと合わせて演算に用いることで、より精密なトラクションコントロールやウィリーコントロールなどの制御を実現している。
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9/14「エンデューロ」モードではエンジンやサスペンションの制御がオフロード向けに切り替わるほか、ABSやトラクションコントロールの介入が最小限に抑制され、テールスライドを許容するようになる。
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10/14タイヤサイズは前が120/70ZR19、後ろが170/60ZR17。標準装着のタイヤは「ピレリ・スコーピオントレイルII」だが、オフロード走行に供された試乗車には、オプションのスポークホイールとブロックタイプのオン/オフ両用タイヤ「ピレリ・スコーピオンラリーSTR」が装着されていた。
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11/14運転支援システムには新たに衝突警報機能を採用。発報のタイミングは、任意で3段階から選択できる。
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12/14オンロードではスポーティーかつ快適で、オフロードでは高い走破性を発揮。悪天候にも強く、電子制御デバイスも充実している「ムルティストラーダV4 S」。ハイレベルな万能マシンだった従来モデルより、さらなる進化を遂げていた。
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13/14ドゥカティ・ムルティストラーダV4 S
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佐川 健太郎(ケニー佐川)
モーターサイクルジャーナリスト。広告出版会社、雑誌編集者を経て現在は二輪専門誌やウェブメディアで活躍。そのかたわら、ライディングスクールの講師を務めるなど安全運転普及にも注力する。国内外でのニューモデル試乗のほか、メーカーやディーラーのアドバイザーとしても活動中。(株)モト・マニアックス代表。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。
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