-
1/28
-
2/28最新の「911 GT3」がデビューしたのは2024年10月19日のこと。1999年の996型前期から数えて第8世代にあたる。
-
3/28そもそも992.2型「911」は2024年5月に登場したばかり。この世代のポルシェは展開が早い。
-
4/28日本でもすでに注文受け付けがスタート。「GT3」「GT3ツーリングパッケージ」とも2814万円の同価格(MT、ATも同価格)だが、992世代の「GT3」導入時よりも600万円ほど値上がりしている。
-
5/28全8世代の「911 GT3」が並ぶ。手前が最新型で、すぐ後ろの涙目ヘッドライトの赤い個体が初代だ。
-
ポルシェ 911 の中古車webCG中古車検索
-
6/28リアに搭載されるのは自然吸気の4リッター水平対向6気筒エンジン。最高出力510PS、最大トルク450N・mを発生し、最高許容回転数は9000rpmだ。
-
7/28従来はナンバープレートの左右に備わっていたフォグランプをヘッドランプユニットに統合し、開口部を拡大。ディフューザーやスポイラーリップの形状も変わっている。
-
8/28リアディフューザーはブレードがさらに切り立った形状に。そもそもアンダーボディーの形状から改められている。
-
9/28スワンネックタイプの大型リアウイングは4段階で迎え角の調整が可能。サイドブレードの下部に外側に向けて角度がつけられたのが新しい。
-
10/28992型で初めて採用したフロントのダブルウイッシュボーンサスはトレーリングアームがティアドロップ形状に変わっている。
-
11/28試乗の舞台はスペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットだ。
-
12/28この試乗車はサーキット走行を見据えたオプションの「ヴァイザッハパッケージ」を装着。ダッシュボードはブラックのレザーとRace-Texというトーンを抑えた仕立てだ。
-
13/28軽量が自慢のバケットシートはヘッドレストに「WEISSACH」のステッチがあしらわれる。
-
14/28ヘッドレストのクッションは脱着可能。ヘルメット装着時の収まりのよさを考慮している。
-
15/28リアにはCFRP製のロールケージを装備。同じ「ヴァイザッハパッケージ」でもこれの有無が選べるだけでなく、ボルト固定式のスチール製ロールケージと6点式シートベルト、消火器を組み合わせた「クラブスポーツパッケージ」も選べる。
-
16/28従来型よりもエンジントルクはダウンしているが、最終減速比の変更によって7段PDK車で3.4秒、6段MT車で3.9秒という0-100km/h加速のタイムはキープしている。
-
17/28一般道では「911 GT3ツーリングパッケージ」をドライブ。リアウイングレスとすることで比較的街の景色に溶け込みやすくした仕様で。GT3のオーダーの非常に多くを占めているという。
-
18/28どちらかといえば街乗り仕様といっても、シャシーのセッティングは「GT3」と変わらず。この試乗車はCFRP製パーツで軽量化を図る「ライトウェイトパッケージ」(「ツーリングパッケージ」専用)を装着していた。
-
19/28キーシリンダーのようなスタート/ストップスイッチは従来モデルから継承。992.2型では「カレラ」「タルガ」シリーズは普通のプッシュボタン式に変わっている。
-
20/28「911 GT3」には厳しい時代を迎えているが、苦労の末に自然吸気エンジンのままで残してもらったことに感謝したい。このピュアなドライビングプレジャーはいつまで味わうことができるのだろうか。
-
21/28ポルシェ911 GT3
-
22/28
-
23/28ポルシェ911 GT3
-
24/28
-
25/28ポルシェ911 GT3ツーリングパッケージ
-
26/28
-
27/28ポルシェ911 GT3ツーリングパッケージ
-
28/28

島下 泰久
モータージャーナリスト。乗って、書いて、最近ではしゃべる機会も激増中。『間違いだらけのクルマ選び』(草思社)、『クルマの未来で日本はどう戦うのか?』(星海社)など著書多数。YouTubeチャンネル『RIDE NOW』主宰。所有(する不動)車は「ホンダ・ビート」「スバル・サンバー」など。
ポルシェ 911 の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】 2025.9.4 24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。
-
ランボルギーニ・ウルスSE(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.3 ランボルギーニのスーパーSUV「ウルス」が「ウルスSE」へと進化。お化粧直しされたボディーの内部には、新設計のプラグインハイブリッドパワートレインが積まれているのだ。システム最高出力800PSの一端を味わってみた。
-
ダイハツ・ムーヴX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.2 ダイハツ伝統の軽ハイトワゴン「ムーヴ」が、およそ10年ぶりにフルモデルチェンジ。スライドドアの採用が話題となっている新型だが、魅力はそれだけではなかった。約2年の空白期間を経て、全く新しいコンセプトのもとに登場した7代目の仕上がりを報告する。
-
BMW M5ツーリング(4WD/8AT)【試乗記】 2025.9.1 プラグインハイブリッド車に生まれ変わってスーパーカーもかくやのパワーを手にした新型「BMW M5」には、ステーションワゴン版の「M5ツーリング」もラインナップされている。やはりアウトバーンを擁する国はひと味違う。日本の公道で能力の一端を味わってみた。
-
ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(FF/6MT)【試乗記】 2025.8.30 いまだ根強い人気を誇る「ホンダ・シビック タイプR」に追加された、「レーシングブラックパッケージ」。待望の黒内装の登場に、かつてタイプRを買いかけたという筆者は何を思うのか? ホンダが誇る、今や希少な“ピュアスポーツ”への複雑な思いを吐露する。
新着記事
-
NEW
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】
2025.9.6試乗記空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。 -
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。