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1/16英マクラーレン・オートモーティブが2024年10月に発表した新たなウルトラハイパフォーマンススーパーカー「W1」。1992年発表の「F1」、2012年発表の「P1」に続く象徴的で特別な存在と紹介される。
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2/16「W1」は、システム最高出力1275PS、同最大トルク1340N・mを誇るハイブリッドユニットをリアミドに搭載する2シーターモデル。エクステリアは、F1(フォーミュラ1)での経験から生まれたグラウンドエフェクトエアロダイナミクスを追求してデザインされている。
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3/16リアミドに搭載される最高出力928PS、最大トルク900N・mの4リッターV8ツインターボエンジン「MHP-8」は、固定式のリアフードに隠れてその姿をすべて見ることはできない。
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4/16「MHP-8」と呼ばれる4リッターV8ツインターボエンジン。2500rpmの低回転から、従来型「M840T」系エンジンの最強力バージョンよりも最大30%高いトルクを発生する。
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5/16アグレッシブな「W1」のフロントマスク。フロント下部には走行中に空気の流入量を調整する電動式のアクティブウイングが組み込まれている。
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6/16「W1」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4635×2074×1182mm、ホイールベースは2680mm。フロントとリアには電動式のアクティブウイングが組み込まれている。
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7/16「W1」の透視図。プリプレグカーボンファイバーでつくられたモノコック「エアロセル」はマクラーレン史上最軽量で、車重は1399kg(乾燥重量)と発表されている。
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8/16中空の吸気バルブやカムシャフトを用いて軽量に仕上げられた「MHP-8」の内部。エンジンの単体重量は、従来型となる「M840T」よりも10kg軽いとアナウンスされている。
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9/16「MHP-8」のボア×ストロークは92×75mmで、総排気量は3988cc。直噴システムを用いて将来の排出ガス基準に対応しながら、回転範囲全域でのパフォーマンスアップが図られている。
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10/16高出力供給用に設計された容量1.384kWhのバッテリー。極めて高い電力密度を持つ12個のモジュールで構成され、専用の冷却システムとカーボンファイバーのフロアとカバーを有している。
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11/16戦闘機のキャノピーを想起させる「W1」のキャビンまわり。ボディー後端のアクティブリアスポイラーは、後方に300mmも伸びる可変ロングテール仕様である。
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12/16ダブルウイッシュボーン式のフロントサスペンションはエアロセルの先端にリジッドマウント。リアサスペンションもダブルウイッシュボーン式で、中空鋳造のボックス型アルミ製フレームにマウントされる。
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13/16「W1」のパワートレイン。4リッターV8ツインターボ「MHP-8」と、マクラーレンが「Eモジュール」と呼ぶラジアルフラックス型モーター、容量1.384kWhのバッテリーがコンパクトにまとめられている。ハイブリッド化にあたり、4WDを採用するライバルが多いなかで、マクラーレンはミドシップ後輪駆動にこだわった。
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14/16キャビンに備わる左右のシートは、カーボンモノコックのエアロセルにじか付けされる。ドライビングポジションは、メーターナセルとステアリングホイール、そしてフットレストを含むペダルを前後させることで調整できるようになっている。
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15/16アンヘドラル式と呼ばれるガルウイングスタイルのドアをマクラーレンとして初めて採用。フロントが19インチ、リアが20インチとなるマグネシウム製ホイールが採用されるのもも「W1」の特徴だ。
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16/16「W1」のワークショップでパワートレインの概要を説明したマクラーレンのビークルラインディレクター、アレックス・ギブソン氏。

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
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