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1/122025年6月20日に日本導入が発表されたフォルクスワーゲンのフル電動ミニバン「ID. Buzz(IDバズ)」(写真手前)。ドイツ・ハノーバーにあるフォルクスワーゲン商用車部門の工場で生産される。
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2/12「ID. Buzz」は、「ワーゲンバス」の愛称で長年親しまれてきた「フォルクスワーゲン・タイプ2」のヘリテージを継承したデザインが特徴。現時点において、「日本市場で購入できる唯一の多人数乗車が可能なミニバンタイプの電気自動車」と紹介される。
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3/12「フォルクスワーゲン・ブランドエキシビション」と題した報道関係者向けの発表イベントでステージに立ったフォルクスワーゲン ジャパンのブランドディレクター、イモー・ブッシュマン氏。
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4/121950年に登場した「フォルクスワーゲン・タイプ2」は、既成の価値観や社会に反発し自由と平和をうたう、ヒッピーと呼ばれる若者を中心としたカウンターカルチャーの象徴的モデルとなった。
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5/12ホイールベースが2990mmで、全長が4715mmとなる「ID. Buzzプロ」のサイドビュー。ノーマルホイールベース仕様のエントリーグレードという位置づけで、価格は888万9000円となる。
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6/12フォルクスワーゲンは2001年の「マイクロバス」に始まり、2011年の「ニューブリー」、2017年の「ID. Buzzコンセプト」と、「タイプ2」のモチーフを引用したコンセプトカーを何度も発表してきた。
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7/12スイッチ類や突起物が少ないモダンなデザインが採用された「ID. Buzz」の運転席まわり。内装色は、あらかじめ外板色とコーディネートされた全4種類をラインナップしている。
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8/122-2-2のシートレイアウトを採用し、2列目センターをウォークスルーとした6人乗りのノーマルホイールベース仕様「ID. Buzzプロ」のキャビン。
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9/12「ID. Buzz」のプラットフォームは「ID.4」と同じMEBで、モーターをリアに搭載し後輪を駆動する。一充電走行距離は6人乗りのノーマルホイールベース仕様が524km、7人乗りのロングホイールベース仕様が554kmとなる。
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10/12水平基調のダッシュボード中央に12.9インチサイズの大型タッチスクリーンを配置。ステアリングコラム右側に、レバー式のシフトセレクターが備わる。
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11/12キャビンは広々としたラウンジのような雰囲気で、パッセンジャーの快適性と利便性向上のためにさまざまな工夫が施されている。小物入れが多く、多彩なシートアレンジが可能なのも「ID. Buzz」の特徴だ。
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12/12フォルクスワーゲン ジャパンのイモー・ブッシュマン氏は発表イベントのなかで、「2024年7月に始動したフォルクスワーゲンブランドの新たな商品構成を完成させるための最後のピース」と「ID. Buzz」を紹介。「ビートル」の後を担うフォルクスワーゲンのアイコンとしても期待されている。

世良 耕太
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