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2/322025年7月に発表された「マセラティMCプーラ」。従来モデル「MC20」の進化・発展型にあたり、オープントップの「チェロ」も継続してラインナップされる。
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3/32車名の“プーラ(PURA)”はイタリア語で“純粋”の意味。オープンモデルであることを示す“チェロ(CIELO)”は、そのまま“空”の意である。
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4/32ラグジュアリーカーのご多分にもれず、内外装の仕様は細かくカスタマイズが可能。試乗車は内装に、カーボン装飾とアルカンターラ張りのオプションパッケージが採用されていた。
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5/32各機能のインターフェイスは大幅にデジタル化されており、空調などもタッチ式のセンターディスプレイで操作する。
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6/32Bピラーを飾る、マセラティ伝統のトライデントのエンブレム。マセラティは1914年にボローニャで創業。1939年にモデナに移り、今もそこを拠点に事業を続けている。
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7/32動力性能に関しては、従来モデルから変更はアナウンスされておらず、2.9秒という0-100km/h加速のタイムも、320km/h以上という最高速も、旧来の「MC20チェロ」と同じ数値だ。
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8/32ドライブモードは「GT」「スポーツ」「コルサ」「ウエット」の4種類で、センターコンソールのダイヤル式のモードセレクターで切り替える。制御系ではESPをオフにすることも可能で、リアを振り出しての豪快なドライビングも楽しめる。
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9/32ステアリングホイールにはローンチコントロールのスイッチも。発進時のホイールスピンを抑えつつ駆動力を最大化し、強力なスタートダッシュを可能にする。
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10/32車名も新たに「MCプーラ」となったが、クルマ自体の変更点は実は多くない。外装では、フロントマスクやリアバンパーまわりの意匠に手が加わった程度だ。
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11/32存在感がありつつも、上品で控えめな意匠は、マセラティのモデルに共通する魅力。スーパーカー並みの動力性能に加え、優れた快適性も併せ持つ走りのキャラクターにも、マッチして感じられた。
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12/32ドアは斜め上へと大きく開くバタフライ式。開く際には車両の横に大きなスペースが必要となり、狭い場所ではそもそも乗降が厳しい。
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13/32“フォーリセリエ(FUORISERIE)”とは、直訳すると「シリーズ外」の意。イタリアのブランドではおなじみのパーソナライズプログラムの呼称だ。
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14/32試乗車のシート表皮は、上質な本革とレーザー加工が施されたアルカンターラで、やはりフォーリセリエの特注カラーでコーディネートされていた。
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15/32試乗時間のほとんどが雨にたたられた今回の取材だったが、「MCプーラ」のリトラクタブルハードトップには、電流によって透光/不透光の切り替えが可能な、高分子分散型液晶(PDLC)を用いたガラスルーフが装備されており、屋根を開けずとも開放感を味わうことができた。
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16/32電子制御サスペンションは状況に応じて減衰力の切り替えが可能。ドライブモードセレクターのパッチパネルをスライドすると「コルサ」モードではより減衰力が高まり、その他のドライブモードでは減衰力が低減する。
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17/32ドライブトレインには、コーナリング時の駆動力を高める電子制御デファレンシャルを標準で装備。オプションでLSDも用意されており、試乗車にもそれが装備されていた。
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18/32フル液晶のドライバーインフォメーションディスプレイは、高精細で視認性も上々。ドライブモードに応じて表示のレイアウトが切り替わる。写真は「コルサ」モード選択時の様子。
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19/32「インテリアカーボンファイバーパッケージ」に含まれる、カーボン製のシフトパドル。ハンドルを大きく切った状態でも迷わず操作できるよう、ステアリングスポークに設置されている。
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20/32タイヤサイズは前が245/35ZR20、後ろが305/30ZR20。ブレーキは前に380×34mmの、後ろに350×27mmのベンチレーテッドディスクを備えている。
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21/32パワーユニットも操舵系もブレーキも、丁寧に調律された感のある「MCプーラ」。そのドライバビリティーは秀逸で、雨のワインディングロードでも、クルマの多い市街地でも、痛痒(つうよう)なく運転ができた。
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22/32電動のリトラクタブルハードトップは約12秒でオープン/クローズが可能。車速が50km/h以下であれば、走行中でも操作できるのだが……。
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23/32ハードトップの操作もタッチスクリーン内に統合されているため、運転中の開閉は、あまりお勧めしない。
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24/32ひとつ残念だったのが、モデナ謹製の「ネットゥーノ」エンジンを見ることができないこと。オプションでぜひ、クリアタイプのエンジンカバーを用意してほしい。
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25/32GTカーといえば積載性も重要な要素。「MCプーラ チェロ」には容量100リッターのリアトランクと、同50リッターのフロントトランクが備わっている。
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26/32「大人のスポーツカー」という形容がふさわしい一台に仕上がっていた「マセラティMCプーラ チェロ」。馬齢を重ねるのではなく、ぜひこういうクルマが似合う人物になりたいものである。
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27/32マセラティMCプーラ チェロ
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嶋田 智之
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