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2/292022年4月に米カリフォルニアで発表、日本では同年12月に初版モデルの受注が開始された「トヨタGRカローラ」。今回の試乗車は2025年9月発表の一部改良モデルで、同年11月に発売された。
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3/29インテリアの各部に施される、スエード調の表皮や赤いステッチは、オプションの「スポーツパッケージ」に含まれるもの。機能・装備は充実しており、オートエアコンや先進運転支援システム、ディスプレイオーディオなどは標準で装備される。
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4/29テールゲートに備わる「GR COROLLA」のバッジ。GAZOO Racingは、モータースポーツ活動や、それを通した車両開発の強化を目的とした組織で、2015年からはTOYOTA GAZOO Racingという呼称だったが、2026年1月よりGAZOO Racingに改称された。
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5/29発売以来、さまざまな改良が加えられてきた「GRカローラ」。2023年8月にはシャシーをボディーに固定する一部のボルトの締結剛性を高め、応答性と直進安定性を向上。フロントバンパーダクトの形状を見直すことでホイールハウス内の空気の流れを最適化し、操安性を高めている。
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6/29エンジンに関しては、2025年2月の改良で最大トルクを400N・mに増強。シャシーに改良を加えてコーナー等での操縦性と走行安定性を高めたほか、8段ATの「GR-DAT」や、駆動力配分を見直した改良型の4WDが新たに採用された。
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7/29トヨタでは2024年式以前のモデルの顧客向けに、ソフトウエアアップグレードの提供も開始した。このアップグレードを受けると、現行モデルと同様にエンジンの最大トルクが400N・mに高められるほか、3種類ある4WDの前後駆動力配分の設定も変更。前:後=30:70の「リア」モードが、同50:50の「グラベル」に差し替えられ、「トラック」モードの駆動力配分も50:50から60:40~30:70の可変制御となる。
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8/292025年9月に発表された改良では、ボディーの組み立てに用いる構造用接着剤の塗布長を従来の「RZ」比で13.9m延長。これは、ニュルブルクリンクなど海外のサーキットでの本格走行を想定した施策で、国内サーキットでは発生しない強烈な上下左右Gにも耐えられるレベルまでボディー骨格を強化した。
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9/29エンジン関連では、エアクリーナーの下方に2次吸気口用のクールエアダクトを新設。長時間の全開走行でエンジンルームが高温となっても、安定して高いエンジン出力を維持させるための施策だ。
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10/29オプションの「JBLプレミアムサウンドシステム」に関しては、既存の8スピーカーに加えてラゲッジスペースの下にサブウーハーを追加。クリアで迫力のある音響を楽しめるようになった。
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11/29「アクティブサウンドコントロール」の操作画面。走行モードに合わせて3パターンのサウンドを設定しており、3段階の音量調整に加えて、機能自体をオフにすることもできる(工場出荷状態ではオフとなっている)。
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12/29「スポーツパッケージ」は2025年2月の改良で追加されたオプションで、ステアリングホイールなど運転時に手が触れる箇所がレッドステッチ入りのスエード調表皮巻きとなるほか、各所に鋳物を模したブラック塗装の加飾があしらわれる。
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13/29「スポーツパッケージ」に含まれるセミバケットシート。写真には写っていないが、フロントのシートベルトも赤でコーディネートされる。
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14/29後席にはベース車である「カローラ スポーツ」譲りの、標準的な乗車空間が備わる。USBポートなどの装備は必要最低限といった感じだが、センターアームレストには2個のドリンクホルダーが設けられている。
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15/29視覚的なアピールポイントにもなっているCFRP素材のルーフ。樹脂に強化材としてカーボンファイバーを加えたもので、車両の軽量化と低重心化に寄与する。
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16/29GR車専用に開発された12.3インチのドライバーインフォメーションディスプレイ。エンジン回転計の表示は、標準的なリングタイプと競技車両などに見られるバータイプ(写真)から選択できる。
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17/29センターコンソールの前端に備わる、ドライブモードセレクターのコントローラー。ドライブモードが「スポーツ」「カスタム」の状態で「VSC OFF」のスイッチを短押しすると、ドライバーによるコントロールを最大限許容する「エキスパート」モードが作動する。ただし、この状態でも車両挙動が大きく乱れると制御が介入する。
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18/294WDの駆動力制御は、ダイヤル式のセレクターで選択。左に回して「ノーマル」、右に回して「グラベル」、ボタンを押し込んで「トラック」と、その操作は明快でわかりやすい。
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19/293本出しマフラーが目を引くリアまわり。中央のマフラーには排気バルブが設置されており、エンジンが高回転となるとバルブが開いて低背圧化を実現。エンジンの排気抵抗を抑え、出力アップに貢献する。
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20/29足元の仕様は18インチの鍛造アルミホイールとヨコハマのスポーツタイヤ「アドバン エイペックスV601」の組み合わせ。タイヤサイズは235/40R18だ。
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21/29ブレーキのサイズは前が18インチ、後ろが16インチ。前がアルミ対向4ポットキャリパーとスリット入りスパイラルフィン式ベンチレーテッド2ピースディスクの組み合わせ、後ろがアルミ対向2ポットキャリパーとスリット入りベンチレーテッドディスクの組み合わせだ。
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22/29ラゲッジスペースの容量は5人乗車時で213リッター。6:4分割可倒式のリアシートをたためば、650リッターに拡張できる。
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23/29ロードユースをメインとするホットハッチのなかでは、相当に硬派な部類に入る「GRカローラ」。乗る人を選ぶクルマには違いないが、だからこそ得られる走りの楽しさも、確かに宿っていた。
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24/29トヨタGRカローラRZ
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新井 一樹
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