ルノー・キャプチャー:このセンスを市販モデルにも
2011.12.05 コレはゼッタイ!■【コレはゼッタイ!】ルノー・キャプチャー:このセンスを市販モデルにも
ルノーブースの華はクロスオーバーモデルの「キャプチャー」。随所に見られるユニークな試みを、ぜひ量産モデルへつなげていってほしいものだ。
■ハンモック状のシートにも注目!
まずはルノーのような、わが国のマーケットで少数派の立場にあるブランドが、今年ヨーロッパで発表されたコンセプトカーを持ってきたことを評価したい。聞けば1カ月前まで移送できるかどうか微妙だったが、なんとか出展にこぎ着けたそうだ。
その「キャプチャー」だが、ボディーやインテリアは、ルノーのコンセプトカーの例に漏れず、大胆で斬新な仕立てが楽しい。オレンジのボディーは一部をマット仕上げとしてコントラストを出しているし、2+2キャビンに設置されたシートはクッション部に伸縮性のあるロープを使っている。
昔オフィスチェアを探している時、同じようにロープを使った商品があって、座り心地がやけに良かったことを覚えている。これも快適な着座感を届けてくれるのだろう。
ルノーはこのクラスのクロスオーバー車を持たないから、このキャプチャーがそのプロトタイプになるのだろうか。ぜひともこのセンスを生かした市販車の登場へとつなげていってほしいものだ。
(文=森口将之/写真=峰昌宏)
新着記事
-
NEW
第322回:機関車みたいで最高!
2025.11.3カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。2年に一度開催される自動車の祭典が「ジャパンモビリティショー」。BYDの軽BEVからレクサスの6輪車、そしてホンダのロケットまで、2025年開催の会場で、見て感じたことをカーマニア目線で報告する。 -
NEW
現行型でも中古車価格は半額以下! いま本気で狙いたい特選ユーズドカーはこれだ!
2025.11.3デイリーコラム「クルマが高い。ましてや輸入車なんて……」と諦めるのはまだ早い。中古車に目を向ければ、“現行型”でも半値以下のモデルは存在する。今回は、なかでも狙い目といえる、お買い得な車種をピックアップしてみよう。 -
NEW
スズキ・アルト ラパン ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】
2025.11.3試乗記スズキの「アルト ラパン」がマイナーチェンジ。新しいフロントマスクでかわいらしさに磨きがかかっただけでなく、なんとパワーユニットも刷新しているというから見逃せない。上位グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。 -
ジャパンモビリティショー2025(横浜ゴム)
2025.11.2画像・写真全日本スーパーフォーミュラ選手権に供給しているレーシングタイヤや実際のマシン、ウルトラハイパフォーマンスタイヤ「アドバンスポーツV107」の次世代コンセプトモデルなどが初披露された横浜ゴムのディスプレイを写真で紹介する。 -
ジャパンモビリティショー2025(ヒョンデ モビリティー ジャパン)
2025.11.2画像・写真燃料電池車の新型「NEXO(ネッソ)」やフラッグシップ電気自動車「アイオニック5」、そしてデザインコンセプトカー「インスタロイド」が並んだヒョンデブース。これら展示車両や、燃料電池に関するディスプレイを写真で紹介する。 -
ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(前編)
2025.11.2ミスター・スバル 辰己英治の目利き長年にわたりスバル車の走りを鍛え、STIではモータースポーツにも携わってきた辰己英治氏。今回、彼が試乗するのは「ホンダ・シビック タイプR」だ。330PSものパワーを前輪駆動で御すハイパフォーマンスマシンの走りを、氏はどう評するのか?
