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【スペック】全長×全幅×全高=3395×1475×1755mm/ホイールベース=2420mm/車重=1030kg/駆動方式=MR/0.66リッター直3SOHC12バルブ(64ps/6000rpm、9.5kgm/3700rpm)/価格=156万4500円(テスト車=160万6500円/チューナー付MDCDプレーヤー=4万2000円)

ホンダ軽自動車取材会(後編)【試乗記】

ホンダ軽自動車取材会(後編) 2007.04.16 試乗記 近藤 俊関 顕也 バモスLターボ・トラベルドッグバージョン(MR/4AT)
……160万6500円

ホンダの主要な軽自動車を集めたプレス試乗会。最後は、個性的な“わんこ用”ワンボックスに乗ってみた。
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もはや、家

中編からのつづき)
せ:最後は、ワンボックスの「バモス」です。

コ:デザインはええと思うけど……乗り心地、トラックやん。ステアフィールないし、ロックトゥロックで4回転って、どんだけ回んねん。先の2台と比べてしまうと、ホンマ古いなぁ。
せ:実際、古いです。1999年6月の発売ですから。開発陣もそろそろ「次」を考えているようですが、ファンは根強くいるようで、毎月2500〜3000台が売れています。

コ:あっ、後ろから聞こえてくるエンジン音が、新鮮!
せ:キャブオーバーという名のミドシップですから。もっとも、目的はハンドリングじゃなくて、スペース的なものでしょうが。
コ:しかし、リアシートをたたむとゼストも真っ青の広さやね。気持ちええくらいフルフラットになる。フロントシート一番下げても、1860×1220×1180mmの室内空間……“宿泊施設”決定やな。


ホンダ軽自動車取材会(後編)【試乗記】の画像 拡大
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クラシカルな趣きながら(?)、最先端の内装材が組み合わされる「トラベルドッグバージョン」の車内空間。シートは撥水&消臭機能を、ドア内張りは撥水機能を備える。
クラシカルな趣きながら(?)、最先端の内装材が組み合わされる「トラベルドッグバージョン」の車内空間。シートは撥水&消臭機能を、ドア内張りは撥水機能を備える。 拡大
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ペット用防汚マットに佇む、モデル犬のロダン(奥)とマリー。
この「ペットシートマット」は2サイズあり、バモス以外のホンダ車20種以上に対応。他メーカーのクルマにも活用できるはず。
コピー〜ホンダ軽自動車取材会(後編)【短評】

軽ワールドから得られるもの

せ:いまは、ペットも連れて行けますしね。このクルマは、今年2月に追加された「トラベルドッグ バージョン」です。
コ:2005年の東京モーターショーでも“わんこ用コンセプトカー”「W.O.W(ワウ)コンセプト」なんて出してたし。ペット時代を見越してるんかな。
せ:商売にする気はないみたいですね。単純にユーザーニーズに応えたいというあたり、ホンダらしいというか。
コ:ボランティアでやるにも限界あるやろ。

せ:ペット対策で得られたものも多いようです。たとえば、繊維メーカー「川島織物セルコン」と共同開発したという専用のシート地は、ペットに対する消臭能力が従来品の約10倍。その初期性能は10年以上も維持できるとか。
コ:撥水&抗菌が流行のご時勢やから、他のクルマにもフィードバックしたら市場は大きいかもな。
せ:一番古いモデルなのに、内装は最先端ですね。
コ:まぁ、一部はな。

ホンダ軽自動車取材会(後編)【短評】

コ:「ライフ」「ゼスト」「バモス」、ホンダの主流3台を見ただけでも、全部ちごた。
せ:結局、ここ数年「軽」が売れてるというのも、生活のダウンサイジングだけが理由じゃないでしょう。それなりに新しい提案を出しているから、ユーザーもワクワクできるわけで。

コ:実際、値段は上がってるしな。いまや100万円以上は当たり前。チョッとええヤツは、150万円超えてるもんな。
せ:開発サイドも、軽が立派になりすぎたことを気にしているようですね。消費者ニーズとはいえ、ハイトワゴンもサイズ的に限界です。
コ:規格があるんやから、行きづまるのは間違いない。せやけど、いまの活況を見てたら、その先に出てくるものが、また楽しみやね。新型ビート出してくれたら買うのに……
せ:結局、ビートですか!

(文=webCG近藤俊&関顕也/写真=webCG/2007年4月)

関 顕也

関 顕也

webCG編集。1973年生まれ。2005年の東京モーターショー開催のときにwebCG編集部入り。車歴は「ホンダ・ビート」「ランチア・デルタHFインテグラーレ」「トライアンフ・ボンネビル」などで、子どもができてからは理想のファミリーカーを求めて迷走中。

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