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【スペック】全長×全幅×全高=3395×1475×1635mm/ホイールベース=2420mm/車重=910kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3SOHC6バルブ(52ps/6700rpm、6.2kgm/3800rpm)/価格=133万3500円(テスト車=166万6350円/HDDインターナビシステム=24万1500円/アクティブパッケージ=3万6750円/スマートキーシステム=5万4600円)

ホンダ軽自動車取材会(中編)【試乗記】

ホンダ軽自動車取材会(中編) 2007.04.15 試乗記 近藤 俊関 顕也 ホンダ・ゼストスポーツW(FF/4AT)
……144万3750円

ホンダの主要な軽自動車を集めたプレス試乗会。ライフに続いては、その“背高バージョン”たる「ゼスト」に乗ってみた。
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“高”は“低”を兼ねる

前編からのつづき)
せ:お次は、「ゼスト」。

コ:これもハイトワゴンやろ? 「ライフ」と一緒みたいなもんやん。
せ:ゼストは、ライフの派生モデル。2年半後の、2006年2月末にデビューしました。
コ:こっちのほうが、ずっと新しいんや。若いヒト狙ってんの?……にしては、ちょっと地味やな。さっきの「ライフディーバ」と比べたらなおさらや。
せ:男性向けです。ライフは女性ユーザーばっかりだから。でも、ゼストはむしろ中身、ユーティリティがウリ。ライフより、さらに高く、広い。

コ:いくらなんでも、もうええやん。そんな要らんやろ。売れるんか?
せ:ライフといい勝負で、月6000〜7000台のペースですよ。
全高で60mm、室内高で55mmのアドバンテージ。どうせライフだって多くの立体駐車場に入らないんだから、高くなきゃソンソン。

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クラッシュテストは満点評価

コ:リアも広いな。振り向きざま、荷室のフロアに手がつくで。気軽に荷物にアクセスできるのは、背もたれが低い軽ならではやね。
せ:低いといえば、ホンダお得意の“低床”。ゼストにはリアハッチから乗り込める「車いす仕様車」が用意されています。ちなみに、ライフにはありません。
コ:規格の範囲内で、ようやるなぁ。いま、「全長×全幅×全高=3400×1480×2000mm」以下やったやろ。たしか。

せ:走りのペースのほうは、ビービー言うだけで前に出て行かない感じ。ターボモデルのあとではなおさら非力に感じます。
コ:それは乗り方が悪いねんて……。普通に踏んでる分には、じゅうぶんにトルキーやで。このエンジンは実をとったんやな。
せ:乗り心地は、ライフと同じ。かなり硬め。いっぱいモノ積んだらちょうど良いようになってたりして。

コ:そのユーティリティ性能は結構やけど、スペースぎりぎり使うと、安全面が心配になってくるんと違うか? 「ペナペナで、安全性が乏しそう」いうんが、普通車ユーザーの軽に対する見方やろ。
せ:ゼストは軽自動車では初めて、国土交通省のクラッシュテストで満点評価を得てるんですよ。

コ:……つくづくクラスを超えてるね。クラスの意味、あるんか?(後編へつづく)

(文=webCG近藤俊&関顕也/写真=webCG/2007年4月)


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オプションの「HDDインターナビシステム」を選ぶと、ステアリングデザインがシビックタイプになる。ただし、楕円形状のあちらに対して、ゼストのものは真円。
オプションの「HDDインターナビシステム」を選ぶと、ステアリングデザインがシビックタイプになる。ただし、楕円形状のあちらに対して、ゼストのものは真円。 拡大
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関 顕也

関 顕也

webCG編集。1973年生まれ。2005年の東京モーターショー開催のときにwebCG編集部入り。車歴は「ホンダ・ビート」「ランチア・デルタHFインテグラーレ」「トライアンフ・ボンネビル」などで、子どもができてからは理想のファミリーカーを求めて迷走中。

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