第28回:「BMW335iカブリオレ」です
2007.03.30 エディターから一言第28回:「BMW335iカブリオレ」です
名前は335だけど
「BMW335iカブリオレ」ですね。
783万円。
335iカブリオレ、名前は「3シリーズ+35」ながら、エンジンが3.5リッターではなく、3リッターターボなのは、皆さまご存じの通り。3リッターの6気筒エンジンに小さいタービンを2つ付けて、シリンダーに空気を多めに送り込みます。
306psの最高出力と、40.8kgmの最大トルク。
たとえば、1997年型の「Z3」に積まれた3.2リッター直6エンジンは……
321psの最高出力と、35.7kgmの最大トルク。
ありゃ、ターボが付かない自然吸気タイプの3.2リッターのほうがパワー出てますね。まあ、これは「M」のエンジンだから。
では、535iの3.5リッターV8だと……
235psの最高出力と、32.6kgmの最大トルク。
540iの4.4リッターV8だと……
286psの最高出力と、42.8kgmの最大トルク。
なるほど、3リッターターボを「35」と表現したくなるのがわかりました。
さて、いうまでもなくこのエンジンは、シリンダーのなかに直接ガソリンを吹き込む“直噴”エンジン。使う燃料の量を丁寧にコントロールでき、また、やたらと熱くなりがちなターボエンジンのシリンダー内を、効率よくガソリンそのもので冷却できるのも大きな利点です。
おかげでシリンダー内の混合気をピストンで圧縮する際、「10.2:1」と、10年前の2.8リッター(ターボなし)と同等の、高い圧縮比をもてました。爆発させる前にギュウウウウゥと筒内の圧力を上げられるわけですから、いざ火を付けたあかつきにはより大きな力を得られるわけで、「結果的に燃費がよくなる」とBMWは主張しております。
あと、ターボエンジンなんで、あんまり回さないでもトルクがモリモリ湧いてきて、つまりアクセルをあまり踏まないでも速いので、やはり「結果的に燃費がよくなる」とBMWは主張しております。
ハッ!!
オープンモデルのこのクルマの場合、エンジンのハナシは二の次かもしれないのに、やはり長々と……。
さすがはバイエルン発動機。
何はともあれ“カブリオレ”で大事なことは、屋根を開けても閉めても、とくに開けてるときにカッコいいということで、それもできれば優雅にカッコいということで……(つづく)
(webCGアオキ)

青木 禎之
15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。
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