第25回:「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」です(2)
2007.03.27 エディターから一言第25回:「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」です(2)
大人げない
「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」です。
「ガヤルド・スーパーレジェーラ」は、ノーマル「ガヤルド」の100kg軽量化バージョン。車重1330kgにして、前後重量バランスは、前:後=42:58。
5リッターV10は、吸排気系に手を入れて、つまりエンジンの鼻の通りをよくすることでノーマル比10psアップの最高出力530psをゲット! と豪語しております。
軽くなったボディとエンジンのパワーアップのおかげで……
「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」は、停車状態から時速100kmに達するまで、普通のガヤルドより0.2秒速い3.8秒しかかからないとか。ちなみに、ライバルと目される(目してる?)「フェラーリF430」の0-100km/h加速は、4秒と発表されている。
あいかわらず大人げない争いをしていて、ステキ。
上の写真はノーマルのリアウィングで、下がオプションのビッグウィングで……
すいません、映り込みが凄くて、何だかよくわかりませんね。ちょっとアートにはしってみたかったわけで、素人はそんなことするべきじゃないわけで……
リアウィング
【写真・上】
はい、気を取り直して。
「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」のリアウィングです。ノーマル「ガヤルド」は速度によってウィングが上下しますが、ガヤルド・スーパーレジェーラは、軽量化のためモーターが取りはずされ、カーボン製の固定式となりました。
写真を撮っている人の影が映ってるのはご愛敬。
【写真・下】
こちらはオプションのビッグウィング。やっぱりカーボン製の固定式。
空力担当エンジニアの方によると、なんでも最高速度315km/h付近で、ノーマルウィング比“ヒトひとり分”のダウンロードが加算されるとか。クルマを下向きに抑える力が約57kg増、だそうです。
300km/h超でブッとんでるガヤルド・スーパーレジェーラのオシリのウィングに、ちょこんとすわっているヒトひとり……。
想像するだに恐ろしい。
エンジンフード
【写真・上】
懲りずに「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」のリアウィングです。むこうに「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」も写ってますね。
ランボルギーニって、なんで写真に写ってるだけで、ワクワクするんでしょう?
【写真・下】
だめ押しのオプションウィング。別角度から。レプリカもしくはモデルを作りたいヒトのために(!?)
「ヤヤッ! エンジンフードもカーボンっぽい!!」と気づいたアナタは鋭い!!!
フードまわりが、ノーマル・ガヤルドの「アルミ+ガラス」から、ガヤルド・スーパーレジェーラは「カーボン+ポリカーボネイト」と、材質が変更されています。
(webCGアオキ)

青木 禎之
15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。
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