GM、フォード、クライスラー――ビッグスリーも重視【LAショー05】
2005.01.11 自動車ニュース【LAショー05】GM、フォード、クライスラー――ビッグスリーも重視
新春恒例のデトロイトショーを前に、ロスアンゼルス(LA)オートショーが2005年1月5日に開幕した。現地に赴いた『webCG』大川悠がリポート。
■重視し始めたビッグスリー
大物デトロイトショーに対しデザインで勝負をかけるLAショーだが、もちろん見所はそれだけではない。ビッグスリーはいずれもデトロイトに先駆けて何かしら新しいものを出している。
まずゼネラルモーターズ(GM)は、シボレーの中堅車種「インパラ」とそのクーペ「モンテカルロ」をフルモデルチェンジ。上級モデルとして、オーストラリア・ホールデン製のV8を与えた。
また去年のデトロイトで発表した「イプシロン」プラットフォームのポンティアック版「G6」にクーペとコンバーチブル版を加えている。
そしてショーの目玉としては「HHR」なるクロスオーバーを展示した。一応コンセプトカーであり、ボディパネルや内装の自由な組み合わせによって、ユーザーが様々にオーダーできるというシステムを売りものにするが、クライスラーの「PTクルーザー」の成功に黙っていられないことが明瞭なスタイルは、ちょっと品に欠ける。
フォード・スタンドの注目作は「マスタング」のコンバーチブル。新マスタングは大ヒットしているが、このオープン・モデルはさらにそれに拍車をかけるだろう。全般的に不振気味のフォードとしては、このマスタングが頼みの綱である。
「300C」のヒットで元気なクライスラーは、やはり高性能路線を目指す。「バイパー」にはクーペモデルが加わったし、スポーツワゴン「マグナム」のホットバージョンも追加された。
(webCG 大川)
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