ホンダの旗艦「レジェンド」、一新され4代目に
2004.10.07 自動車ニュースホンダの旗艦「レジェンド」、一新され4代目に
本田技研工業は、同社の最上級セダン「レジェンド」を約8年ぶりにフルモデルチェンジし、2004年10月7日に発売した。
■“初もの”で
ホンダの最上級セダンとして初代「レジェンド」が生まれたのは1985年のこと。4ドアセダンから2ドアハードトップを派生させ、1990年には最初のフルモデルチェンジを実施(クーペは翌年)。1996年に3代目へと進化してからは、「オデッセイ」を火付け役にするミニバンブームに飲みこまれてか、以後約8年もの間ライフを保ってきた。
セダンに厳しい時代にホンダが世に送るのは、数々の“初もの”技術たち。先頃撤廃された、業界の馬力自主規制「280ps」を上回った初めてのモデルとして、300psを発生する3.5リッターV6「VTEC」ユニットを採用。これに、高らかに世界初を謳う、駆動力を前後のみならず後輪左右でも可変する四輪駆動システム「SH-AWD(Super Handling All-Wheel-Drive)」を組み合わせたパッケージとなる。
さらに、これまた世界初という、歩行者を検知しドライバーに知らせる安全装置「インテリジェント・ナイトビジョンシステム」をメーカーオプションとして用意する。
全長×全幅×全高=4930×1845×1455mm、ホイールベース=2800mmのボディは軽量化が図られた。ボディ骨格の約50%に高張力鋼板(ハイテン材)を用いたのに加え、各所にアルミニウム、マグネシウム、プロペラシャフトにはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)など軽い素材を配した。
トランスミッションは、ステアリングを握りながらマニュアル操作できるパドルシフトを備えた電子制御5段オートマチック。コンパクト化、変速ショック低減などが図られたものだ。
300psユニットとSH-AWD、軽いボディとパドルシフトなどで「New Driving Experience=新時代のドライビング体験」を目指しながら、静粛性を含む車内外で高級感を演出したトップ・オブ・ホンダ、レジェンド。パッケージオプションを用意したモノグレード設定で、価格は525万円。月500台を販売したいとしている。
(webCG 有吉)
本田技研工業「レジェンド」:
http://www.honda.co.jp/auto-lineup/legend/
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