GMグループ、「オペル・アストラGTC」がワールドプレミア【パリサロン04】
2004.09.28 自動車ニュース【パリサロン2004】GMグループ、「オペル・アストラGTC」がワールドプレミア
2004年9月23日のプレスデイで開幕した、パリサロンの名で知られるパリモーターショー(Mondial De L' Automobile 2004)。GMグループは、オペルアストラの3ドアモデル「GTC」をはじめとする3台を世界初公開。さらに「サーブ9-5」のエタノールエンジン車なども出展した。
■よりスポーティな「アストラ」〜オペル
オペルからは、第3世代アストラのスポーティモデル「GTC」がお披露目された。3ドアハッチバックモデルで、名前の由来は「グランツーリスモコンセプト」の頭文字とされる。
全長×全幅×全高=4288×2033×1413mmのボディは、5ドアモデルより長く太く低くされ、よりスポーティな外観を持つ。なだらかな曲線のルーフラインや、サイドウィンドウグラフィックが特徴的だ。
エンジンは5種類のガソリンと、3種類のディーゼルユニットをラインナップ。無段階可変減衰力制御「CDC(Continuous Damping Control)」と組み合わせられた、電子制御で車両安定性を高めるシャシー技術「IDS(インタラクティブ・ドライビング・システム) Plus」がオプション設定され、走行安定性が向上したという。
同時に、フロントガラスをBピラー上部まで伸ばした「GTCパノラマウィンドシールド」も展示。これはGTCにオプション設定される。どちらの車両も欧州では2005年春頃にリリース予定だ。
アストラシリーズのプッシュは止まらず、コンセプトカーでは「アストラ・ハイパフォーマンスコンセプト」を発表した。GTCをベースに、2リッターターボをさらにチューンしたユニット(240ps、31.6kgm)を搭載。6段マニュアルトランスミッションを介して前輪を駆動する。シャシーに、前述のCDC付きIDS Plusを組みあわせた、ハイパフォーマンスモデルだ。
エクステリアデザインはさらにダイナミックにアレンジされ、大きく張り出したオーバーフェンダーやリアスポイラー、19インチタイヤなどが、迫力を醸し出す。
その他オペルブースでは、全長およそ3メートルの超小型シティカー「トリックス」や、電動メタルルーフを持つ2人乗りカブリオレ「ティグラツイントップ」も展示される。
■エタノールでもガソリンでも動く〜サーブ
もう一つの欧州ブランドであるサーブは、新型のエタノールエンジンを搭載した「9-5」を展示する。「フレックスフューエル」エンジンと呼ばれるそれは、燃料にエタノールとガソリンのどちらも使用できるというもの。どのような比率で混合しても適応できる、エンジンマネージメントシステムを持つという。
エタノールの使用により、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量を低減できるなど、環境に優しいエンジンと言えよう。9-5に搭載し、2005年から販売を開始する予定。
(webCG 本諏訪)
日本ゼネラルモーターズ:
http://www.gmjapan.co.jp/
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