100周年を迎えたフォード【ジュネーブショー03】
2003.03.07 自動車ニュース【ジュネーブショー2003】100周年を迎えたフォード
2003年3月4日、スイスはジュネーブで開かれるモーターショー、「ジュネーブ73rdインターナショナルモーターショー」が開幕した。100周年を迎えたフォードは、自らの歴史をふり返る展示が多いため、例年にない“アメリカ色”を感じる構成となった。モータリングジャーナリスト生方聡による報告。
■フォーカス「C-MAX」
今年100周年を迎えるフォードは、ヨーロッパでのラインアップモデルやニューカマーの紹介だけでなく、自らの歴史を振り返る展示によってその伝統を来場者に伝えようとしている。たとえば、フロアやところどころに置かれるディスプレイには年ごとの足跡が記され、メインステージの映像にも、フォードが辿った道のりが映し出されるのだ。
フォードといっても、このジュネーブに展示されるのはほとんどがフォードヨーロッパの製品である。本来ならアメリカ色は弱いはずだが、この歴史展示により、今回ばかりはアメリカを強く意識する構成になった。
そのためか、新しいモデルが新鮮に見える。ワールドプレミアとなるのは、「フォーカスC-MAX」。名前からも明らかなように、フォーカスをベースにさらなる快適性を求めたものだ。名前の「C」は、C-MAXの属するCセグメントを意味するとともに、快適性(Confort)、信頼性(Confidence)、操作性(Control)の頭文字をも表わす。これらを最大限に提供するという意図が、「MAX」に込められる。これを実現するために、たとえば、ステーションワゴンと変わらないスタイルでありながら、豊富なシートアレンジを実現したのだ。
C-MAX以外の展示としては、「Ka」のスポーティ版である「SportKa」や、すでに発売済みのKaのカブリオレバージョン「StreetKa」のアクセサリー、ギャラクシーTDiなど。また、発売が予定されるフォード「GT」を眺めることもできる。
(文=生方聡)
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