東京モーターショー:日産(その1)
2001.10.25 自動車ニュース東京モーターショー:日産(その1)
2001年10月26日プレスデイ2日目の第35回東京モーターショー、日産ブースの様子を、自動車ジャーナリスト、森口将之が報告する。
新装なった本社ショールームと同じように、白で統一された清楚なイメージの日産ブースは、メッシュの天井のおかげで開放的ななかにも適度な緊張感がある。日産というと、とかく「体育会系」のイメージがあるが、それを感じさせないスペースだ。コンパニオンのコスチュームも落ち着いた雰囲気で、この空間に違和感なく溶け込んでいる。
展示スペースは大きく4つのパートに分かれている。メインの通路から見て左の手前側には、次期マーチとなることが確実な「mm」と、スズキからOEM供給を受ける軽自動車「モコ」という2台のコンパクトカー。その奥にはいずれもプロトタイプの「フェアレディZ」と「GT-R」というスポーツカーの2大巨頭が君臨する。
右手には、「イデオ」や「ネイルズ」といった新しいクルマの遊び方を提案するモデルが並び、手前にはユーティリティ重視のミニバン「キノ」が置かれている。
これらのまわりに現行市販車が置かれているのだが、その台数は他社と比べると少なめ。コンセプトカーを中心に据えることで、「新生日産」をイメージづけようとしているのかもしれない。報道関係者の注目度はかなり高めで、とくにZとGT-Rのまわりからは人垣が途絶えることがなかった。
メカニズムに興味がある人にとって注目なのは、スカイラインやステージア、Zのプロトタイプに採用されたFM(フロントミドシップ)パッケージのスケルトンディスプレイが展示されていること。さらにはスカイラインや新型Zに搭載されているVQエンジンも単体で置かれていた。“ドライビングプレジャー”をアピールする姿勢に、日産らしさが感じられた。
(森口将之)
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