ジャガーが「Fタイプ クーペ」を公開【東京モーターショー2013】

2013.11.23 自動車ニュース
「ジャガーFタイプ クーペ」
「ジャガーFタイプ クーペ」 拡大

【東京モーターショー2013】ジャガーが「Fタイプ クーペ」を公開

ジャガーブースのスターは「Fタイプ クーペ」。すなわち、先にコンバーチブルが登場していた「Fタイプ」のフィクストヘッドクーペが、ここ東京モーターショーで公開されたのである。

プレスカンファレンスでは、英ジャガー・ランドローバーのグループ・マーケティング・ディレクター、フィル・ポッパム氏が登壇した。
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「Fタイプ クーペ」は、ロサンゼルスショー(2013年11月19日~12月1日)に先立って開催されたイベントで世界初公開されたばかり。
「Fタイプ クーペ」は、ロサンゼルスショー(2013年11月19日~12月1日)に先立って開催されたイベントで世界初公開されたばかり。 拡大
3リッターV6と5リッターV8(いずれもスーパーチャージド)エンジンが搭載される。
3リッターV6と5リッターV8(いずれもスーパーチャージド)エンジンが搭載される。 拡大

■女性的なイメージが漂うクーペボディー

それにしても不思議なのが、コンバーチブルが先に出てクーペが後から登場したこと。この判断が下された公式な理由は未確認ながら、Fタイプにとって最大のマーケットは言うまでもなく北米である。その北米ではクーペよりコンバーチブルの需要が高いと考えれば、この通常とは反対のデビュー順にもなんとなく合点がいく。

注目のスタイリングは、コンバーチブルが筋肉質でやや硬質だったのに比べると、クーペはよりエレガントで女性的なイメージさえ漂う。ボディーパネルの多くはコンバーチブルと共用のようだが、リアフェンダー周辺はコンバーチブルよりもやや厚みを増し、肉感的なまろやかさが表現されている。このリアフェンダー付近のボリューム感と、直線的にすっと落ちるリアガラスの造形的な対比が、Fタイプ クーペのデザインにおけるハイライトのひとつとなっている。
また、一般的に言ってコンバーチブルに比べるとクーペの視覚的重心はどうしてもリアにかたよりがちだが、Fタイプ クーペの場合はリアが不当に重そうに見えず、良好なバランスに仕上げられている。この点はチーフデザイナーであるイアン・カラムの面目躍如といえるだろう。

モデルラインナップは「Fタイプ クーペ」「Fタイプ S クーペ」「Fタイプ R クーペ」の3タイプ。このうち、最初の2モデルがV6 3リッタースーパーチャージドエンジンを搭載するのに対し、Fタイプ R クーペにはV8 5リッタースーパーチャージドがおごられる。もっとも、エンジンの基本は同じでも、Fタイプ クーペは340ps、Fタイプ S クーペは380psと微妙に仕様は異なる。いっぽう、コンバーチブルも含めてFタイプとしては初登場となる“R”は最高出力が550psで、0-100km/h加速を4.2秒で駆け抜ける。

コンバーチブルながらスポーティーなハンドリングで好評を博したFタイプだが、クーペとなってボディー剛性が向上したのは間違いなく、また、クーペの車重はコンバーチブルより150kgほど軽いので、クーペのハンドリングがコンバーチブルよりもさらにスポーティーに磨かれたことは間違いないだろう。

(文と写真=大谷達也<Little Wing>)

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